鉛筆の芯で乾電池復活【実験】 (2) | アーテック工房のブログ

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先日の技術部便り では、使い終わったはずの乾電池に鉛筆の芯で塗ることによって乾電池が復活することを実験しました。


さて、なぜ鉛筆の芯は導電性(=電気を通す性質)があるのでしょうか。


実は鉛筆の芯には黒鉛と粘土が使われているのですが、この黒鉛という物質が電気を通します。


同じく、ヘルスコート(木炭塗料) も電気を通しますが、これは木炭の性質によるものです。


では、ヘルスコートと鉛筆の芯にはどのような違いがあるのか、それらの性質を成分に分けて簡単にまとめてみました。



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上図の通り、鉛筆の芯もヘルスコートも元を辿れば同じグラファイト構造なので、電気を通すのです。

(グラファイトとは、炭素が六角形の平面状に結合し、それが層状に連なったものです。層と層の間で電子が自由に移動できるようになり、電子が移動することによって電流が流れます。)

(黒鉛は天然の鉱山から採掘されますが、木炭は、木材を高い温度で焼成することによって性質が変わり、特有の性質を示すようになります)


それにしても鉛筆が電気を通すとは意外ですね。


乾電池意外にも使い道がないか調べてみたいと思います(^-^)




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