以前のブログ
(電気のお話(1))で”電流”について豆電球を例に挙げてご説明しました。
その中で、「フィラメント」という言葉が出てきましたが、今回はそのフィラメントについてご説明します。
フィラメントとは、白熱電球の中にある細い金属のことで、電気が流れると高温になり、光を放ちます。
これが、白熱電球が光る原理です。
このフィラメントはエジソンが白熱電球を発明して以来、今日まで改良が進められ、”白金→炭素→タングステン”と進化し、現在ではタングステンという金属が使われています。
また、電球内部も”空気→真空→アルゴンガス”へと切り替わっていきました。
一番外側のガラス部分に関しても、フィラメントからの無駄な赤外線放射を減らすため、ガラスの内側に赤外線放射物質を塗布してフィラメントの発光効率の改良化がされています。
(赤外線は目に見えない光なのですが、熱を伝える特徴があるので、フィラメントから出る赤外線を再びフィラメントに戻す事によって、フィラメントを光らせる為に必要なエネルギーが少なくて済むようになります)
発光効率が改良されることで、電気をあまり使わなくて済む為に省エネにつながったり、白熱電球自体の寿命を長くします。
身近なところにあるので普段はあまり気にすることもないですが、このように白熱電球も進化しているのですね
(記入:技術部)