皆様、こんにちは。
ヘルスビジョンスタッフの戸井田です。
前回の記事ではロコモティブシンドロームの定義と、運動器という言葉について解説を致しました。
まだお読みでない方は、ぜひ目を通してみて下さい。
(前回の記事はコチラ )
さて、今回は「老化」に関するお話をします。
個人的な考えも多分に含んではおりますが、ぜひ一つの考え方としてお読み下さいませ。
骨や関節、筋肉などの運動器は、何もしなければ加齢の影響を受けます。
骨量が低下したり、関節の可動域が低下したり、筋力が低下したり・・・
いわゆる、「老化」と表現されるものですね。
年齢と共に運動器の機能や体力が低下するのは、人間であれば自然な事だと言えるでしょう。
(老化という表現自体が良くない気もしますが、他に表現が見つからないので使わせて頂きます)
しかし、その老化というものは、必ずしも不健康と繋がってしまう訳ではありません。
若い頃と比べて体の構造や体力に多少の変化があったとしても、生活の質を下げないような工夫をしておけば、「いつのまにか寝たきりに・・・」などという事にはならないと思うんです。
筋トレをしなくても健康な高齢者の方は沢山いらっしゃいますし、逆に老化を恐れ過ぎる事による過度な努力が裏目に出てしまっている方も沢山いらっしゃいます。
若い頃と比べて身体に多少の変化があったとしても、それは別に普通の事であって、はなから不健康だと決めつけてしまうのは悲しい事だと思いませんか?
ロコモについて考えるなら、まずは「年齢と共に体に変化が現れるのは自然な事」という認識を持ち、老化は不健康だという誤った認識をなくしてみた方が良いかもしれませんね。
ただ、老化という自然な衰えを超えてしまうのは健康的ではありません。
前述した内容は、あくまでも日常生活の活動レベルを最低限維持した状態での話。
さすがに、座りっぱなしの生活・乱れた食事など、日常生活の質を自ら下げてしまえば、身体は自然な老化以上に衰えてしまいます。
(自然と不自然の基準は難しいところですけど・・)
これは若い人にも言える事ですが、生活そのものが怠惰になる事で起こる機能低下は、老化というよりも自ら体を破壊しているようなもの。
老化を超えてしまえば健康上のリスクにはなり得ますから、自堕落な生活を送った上での体の変化は「老化」と捉えない方が良いかと思います。
ロコモを予防する為には、まずは生活の質を下げないように心掛ける事。
そして、必要以上に老化を恐れない事が重要だという事で、今回の話は終わりに致します。
もちろん、筋トレなどに積極的に取り組む事には意味がありますので、次回からはロコモ対策としての運動の有効性に関しても解説していきますね。
長々と失礼致しましたー。
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<第5回 健康セミナー>
・内容:ロコモティブシンドローム
・日時:25年9月25日(水)13時~15時
・会場:神奈川公会堂 1号会議室(横浜市)
・料金:¥1,200
・講師:久保田隆介、戸井田桂
お申し込みは、「氏名・電話番号」をご明記の上、下記のアドレスまでメールをお送り下さい。
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