抱き合わせ商法に絶対勝てる交渉術 | 一口馬主はいかがでしょうか?

抱き合わせ商法に絶対勝てる交渉術

まだあるんですね~、抱き合わせ販売。


REGZAフォン(IS04)が欲しく、都内の某量販店に行きました。


ヒッキー:「あの~、IS04黒の在庫はございますか?」

女性店員:「ございます。ただし、人気ですので条件があります」

ヒッキー:「ほう、どのような条件ですか?」

女性店員:「このPHOTO-U(端末付きのデジタルフォトフレーム)に2年間の加入が条件です」

ヒッキー:「そうですか。それは解約しても大丈夫ですか?」

女性店員:「2年以内の解約は9,450円の違約金をいただきます」

ヒッキー:「率直にききますが、これって抱き合わせ商法ですか?」

女性店員:「そうなりますね。そう思われても仕方ありません。でも人気の商品ですから」

ヒッキー:「そうですか。検討します」


他にもやり取りはありましたが、REGZAフォンの価格は割り引かれることなく63,000円。

調べてみるとこの抱き合わせ商法は「独占禁止法」に抵触する立派な法律違反となります。


また、念のためAUのお客様センターに電話してこの件を伝えてみると…

「どの端末におきましても単体で販売をしており、他の商品とセットで販売することはありません」とのこと。この件は、上席にも確認していただきましたので、心強いエビデンスが得られました。


そして、リベンジしに先ほどのお店へ。


ヒッキー:「あの~、先ほどのスマートフォンの件ですが~」

女性店員:「はい、ご購入ですね」

ヒッキー:「そうなのですが、先ほど御社のお客様センターにお問い合わせさせていただいたのですが、セット販売はされていないとお聞きしました。」

女性店員:「しかし、大変な人気商品ですので当店ではセットで販売をしております」

ヒッキー:「そうですか、お客様センターの上席にも確認しておりますし、これは独占禁止法にも抵触しておりますので、公正取引委員会に報告しなくてはいけません。責任者の方お願いできますか?」

女性店員:「少々…、お待ちください…」

責任者:「どうされましたか?」

ヒッキー:「いえ、このIS04はこのPhoto-Uとセットで無いと購入できないと聞きまして。抱き合わせ販売ですと公正取引委員会に相談を…」

責任者:「そんなはずはありません。」

ヒッキー:「では、セットで無くても大丈夫ですね?」

責任者:「はい。すぐにご用意させていただきます」


ということで、いろいろありましたが無事に希望通りのIS04黒を購入できました。


責任者はこの抱き合わせについて存じていないようでしたので、もしかしたら店員等で口裏わせをして抱き合わせ販売をしていたのかと感じました。そうじゃないと数個とは言え在庫があることが考えにくいです。あの女性店員さんは、公正取引委員会という言葉に相当動揺しておりましたし。


小生も営業をしていた時は、公正取引委員会が監視している規約をしっかり守って公正な仕事をしておりました。社長からも「営業に大切な誠実さとは何かしっているかい?誠実とは公正・正直・不屈なんだ」と教えていただきました。


閑話休題。是非とも、この抱き合わせ販売に遭遇した際には、「独占禁止法・公正取引委員会」というキーワードを思い出してください。小生も良い勉強になりました。