PCゲームと関連のあるNintendo DS/PlayStation Portable用タイトルを紹介していく連載。43回めとなる今回紹介するのは,2008年4月24日に日本ファルコムから発売された,プレイステーション?ポータブル(以下,PSP)用シミュレーションRPG(以下,VMP)だ。  VMPは,第1作が1997年に発売され,高い人気を獲得したヴァンテージマスターシリーズ(以下,ヴァンマス)をPSP向けにアレンジした作品である。  ヴァンマスを知らない人のために説明すると,これは,精霊使い「ネイティアルマスター」(以下,aion RMT,マスター)となり,「ネイティアル」と呼ばれる精霊を操って戦いを繰り広げるシミュレーションRPG。クリティカルヒットといった偶然性を排し,将棋やチェスのように,純粋に戦術のみを用いて戦いを進めていく点を特徴の一つとしている。  そう,このヴァンマスでは,プレイヤーの実力こそが勝敗の行方を左右する。大地を治める「ヴァンテージマスター」の座に就くべく,さまざまなマスター達を打ち負かそう! 遊び応えもボリュームも満点やっぱりヴァンマスは面白い  VMPではグラフィックスが刷新されており,より華やかな雰囲気になっているものの,基本的にはヴァンマスの世界観やゲームのエッセンスが,しっかりと受け継がれている。  戦いの舞台となるのは,大小さまざまな50種類以上のマップ。それぞれのマップは,「ヘックス」と呼ばれる六角形のマスで構成されており,その上で,個性豊かなマスターやネイティアルが戦いを繰り広げていくのである。  ゲームのメインとなる「シナリオモード」には,18人のマスターが用意されている。このモードでは,最初に提示される四つの賳枻舜黏à毪长趣扦い氦欷违蕙攻咯`が選ばれる仕組みになっており,自分で直接選択することはできない。プレイヤーは選ばれたマスターとなって,それのぞれのマスターに用意されたシナリオに沿ってゲームを進めていく。  イベント/エンディングの異なるストーリーを楽しめるだけでなく,選ばれたマスターによってさまざまなプレイフィールが味わえるので,ボリュームとリプレイ性はかなりのもの。ついつい時間の経つのも忘れてプレイしてしまうので,プレイ時間をどうやって捻出するかが悩みの種となっている,DQ10 RMT。  なお,シナリオモードの「シークレット」を選ぶと,日本ファルコムの人気RPG,英雄伝説 空の軌跡シリーズから,エステルやヨシュアといった4人の人気キャラクターのうちの一人を選択できる
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