同盟国北朝鮮
同盟とは軍事同盟のこと。
今北朝鮮が本気かどうかわからないが、日本、アメリカ、韓国にたいし恫喝のような言葉を羅列し、挑発ともとれる行為にでている。
この件に関して鍵を握っているのは中国である。
聞かない北朝鮮に対し常に影響力をおよぼしてきたのは中国だ。
それは隣国でもあり、おなじ社会主義国(北朝鮮は党独裁というより個人独裁だが)として朝鮮戦争でも義勇軍をおくり共に戦っている。
それをいうと、第一次世界大戦はオーストリアがボスニアに対し宣戦布告した際、これに呼応し自動的に同盟国のドイツがロシア、フランスに宣戦布告中立国ベルギーに侵攻、対してフランスと協商(同盟と同義)していたイギリスがドイツ、オーストリア、に宣戦布告、ロシア、イタリア、オスマントルコが参戦し、こうして大戦になっていった。それだけ”同盟”は重い条約なのである。
明文化はしていないし、公表もないのだが、この2国の間には”軍事同盟”が結ばれているのではいかと憶測するむきもある。
この同盟というのは、日本とアメリカがそうであるように、もし同盟国の一方が攻撃された場合、他方が攻撃してきた国にたいし反抗することができるとしたものだ。
つまり自動的に3国以上が敵対関係となるものである。
で、北朝鮮が攻撃されたら中国が反抗するのかがこれからの焦点となってくる。
だが、20年以前ならともかく、中国も世界との経済的、政治的なつながりが増え、北朝鮮が仮に攻撃されても直ちに攻撃した国に反抗するとはおもえない。
そんなことをしたら、中国は世界を敵にまわしてしまうからだ。
そんな思いを知ってか知らずか、北朝鮮の”口撃”はエスカレート、東京、大阪、京都などを標的にしているというのだ。
それも一説には金王朝の継承が目的という。また軍の支持をとりつけようとしているともいわれる。
21世紀の世に、こんな子供じみた国がまだあることが信じられない。