毎度おなじみ、髭切が所蔵されている、北野天満宮の御土居の青もみじをウチのへし部くん(主人)と見に行ってきました
青い紅葉は涼しげだし、初夏を感じさせるので料理とか和菓子の小皿に添えたいですな
御土居の青もみじは、今期の宝物展のチケットで入れるので、髭切兄者を前回2回見に行ったその半券?を持って見に行きました。
ハンコ押してくれてるやつ。
期間内に見ないともったいないので大学生以来の北野天満宮というウチのへし部くんを引っ張り出しました。
行った所は知り尽くしていると思い込んでいた彼も、御土居を知らなくて
「おどいってなんぞ?」
確かに、御土居って普段の生活で使わないよなぁしかし
タモさんは知ってたぞ(ブラタモリでもやってたし)
その御土居が何かをご説明しつつ、初夏の風物詩青もみじをお楽しみください(カメラ写り最悪)
入り口は本殿の左側の奥です。
北野天満宮と言えば梅なのですが、梅園もあったり、御土居もあったりでなかなかの敷地面積です。
入ると大きな欅(けやき)が。この木は東風(こち)と呼ばれています。東風といえば、
「東風(こち)吹かば 匂いおこせよ 梅の花
主なしとて 春な忘れそ」
という道真公の歌が有名ですが、
この欅の横の入り口すぐに菅原道真公の歌碑があります。
百人一首の
「このたびは 幣(ぬさ)もとりあへず 手向山(たむけやま)
紅葉の錦 神のまにまに 菅家」
この場所を詠んだわけではないけど、秋にはこの場所の紅葉も道真公が思わず神様に奉げたくなるような見事な紅葉となります。
今の季節は見事な黄緑です。(写真写りホンマごめんなさい)
結構広いです。
遊歩道になっています。
さて、御土居ですがこの高低差を見てくださいませ。
高さ約8メートルほどの土塁の壁が京都の街を東西約3.5キロ、南北約8.5キロぐるっと囲んでいたのを御土居といいます。
土手をイメージした堤が京都をぐるっと囲んでいました。
今はこの北野天満宮と御土居と地名で残っている箇所のみで今はありません。
(おばちゃんは御土居が2か所しか残ってないと思っていましたがどうやら9カ所も史跡として残っているようでしたごめんなさい。訂正)
写真の真ん中にある石は高い所の水を抜く石の排水溝です。
太閤秀吉が、色々と火事やらなんやらでボロボロになった京都の都市計画の一環でつくられたものです。
今の京都の道や区画やらの位置になったのは秀吉のこの都市計画からです。
おばちゃんはココのところ毎回北野天満宮の本殿に入るとタイミングよく祈祷の太鼓が鳴り始めるのですが、本日は結婚式のタイミングに当たりました。
おばちゃんは式を挙げていないので非常に羨ましく有ります。
(したくないと頑なだったウチのへし部くんをこの点においてのみ少し恨んでいます)
北野天満宮の横には上七軒という花街があります。
花街といったら祇園を思い浮かべますが、こちらの方がしっぽりオススメです。
北野天満宮の再建で残った資材を使って7軒の茶店を建てたことがこの地名の由来で、
今回の北野天満宮の宝刀展で初公開となった北野大茶会の屏風に描かれていたように、茶会が盛大に行われた際にお団子を献上したら喜ばれたというのでお茶屋さんが栄えました。
上七軒の家紋がお団子の形をモチーフにしています。
その演舞場にカフェレストランがあってお食事やカフェなどが頂けますし、夏はビアガーデンとなります。
その演舞場の甘味処でウチのへし部くんは抹茶アイス、おばちゃんはぜんざいと御抹茶の舞子さんセットを頂きました。
よい休日でしたー