「まだ手帳なんか使ってんの?」


先日、大学時代の友人達と集まった時のこと。次回の集まる日程を相談するのに、手元にカレンダーがなく、咄嗟に取り出したのが僕の愛用の手帳(スケジュール帳)だった。


と言っても「百均」で手に入れた陳腐な手帳ながら、ちょっとした予定を書き込む、僕には使い勝手の良いものなのだが・・・


そう発言した彼は、生活にデジタルがかなり浸透しているようで、スケジュール等は彼愛用のスマートフォンですべて管理しているらしい。他にも、いろんなコンテンツを巧みに使いこなしモノにしているようだ。


そうした彼を否定できないし、時代は確実に彼の考える方向に進んでいる。


しかしながら、これまで「書いて覚える」「忘れても大丈夫なように書き留めておく」などと言うようなことは、時代にそぐわないことになっていくのだろうか?ずっと、それを貫いてきた僕はもう時代遅れの考え方の持ち主だろうか?


友人のささいな一言に考えさせられた出来事だった。


次回の日程、当然ながら僕は自分の手帳にしかと書き留めておいた。



夏真っ盛りの今日、「青春18きっぷ」を片手に旅に出ました。


今回の目的地は岡山県の山あいにひっそりと佇む街「吹屋」。焼き物の赤い顔料たる「ベンガラ」の産地として栄えた街です。


一日に3往復しかない路線バスを巧みに使いたどり着いたそこはまさに「赤い神秘の世界」!暑いのも忘れてその町並みに見入ってしまいました。先日廃校にはなったものの日本最古の木造校舎として使われていた「吹屋小学校」、映画「八ッ墓村」のロケにも使われた豪商「広兼家」の屋敷など見所はたっぷり。しかしながらケータイの電波はずーっと「圏外」でした。

JR大阪環状線、新今宮-天王寺間に同線で唯一踏切があるのをご存知だろうか?「一ツ木踏切」と言う名のその踏切は、環状線、関西線、或いは「はるか」「くろしお」と言った特急群も行き交う過密路線で「開かずの踏切」として定着していたと言う。


その為、開くのを待ちきれない歩行者がわずかの隙をぬって踏切を渡り事故に遭うケースが後を絶たなかった。事故再発防止のため、JRと地元が協議して昨日付けでこの踏切の閉鎖が決まった。


今日、そこに足を運んでみた。阪神高速天王寺出口のほぼ真正面に位置し、その奥には天王寺動物園の敷地がひろがる。人通りも疎らなそこに「一ツ木踏切」は佇んでいたが、昨夜の最終列車通過後に踏切は閉鎖されたと言う。



昨日は閉鎖を惜しむ鉄道ファンで僅かな賑わいを見せたとのことだが、たかが一踏切の閉鎖とは言えども、安全の代償となるならば「唯一にして名物」の踏切が閉鎖になることもやむなしという ことになる。


役目を終えた踏切の先には、大阪の新たな名所となりうる「あべのハルカス」が更に上をめざして建設中なのが皮肉な光景である。

本年もどうぞよろしくお願いします。年末の気忙しさがブログの更新をさぼらせる起因となってしまいました。



今年の正月は個人的な身内の件もあり、おとなしく過ごしておりました。加えて、昨年は多くの著名人が亡くなっただけでなく、東日本大震災や紀伊半島の集中豪雨等の天災で多くの命や財産が奪われるという、ある意味絶望感を感じた一年でもあったような気がします。


底辺を味わった以上、上を見ることしか手立てがない訳ですから、今年はひたすら「ポジティブ」に行くしかありません!


(NMB48のキャプテン、山本彩ちゃんもそう言ってます!)


仕事もプライベートも一生懸命頑張って、例えざれ言でもこのブログにて報告できればと思います。


また、今年もいっぱい、あちこちと「旅」に出たいですね。今日から新年度の仕事が始まっているのに、僕の手元にはなぜか「時刻表」があります。プランを練って、あちこちにまた出掛けて、またご報告ができればとも思います。



みなさんにとっても2012年が素晴らしい年になりますように。


今年もよろしくお願いします。
もう少しお付き合いお願いします。



東京へのワンディ・トリップからかれこれひとつき経過したが、その間に世間にもいろいろと動きがあった。


地元大阪では新たな大阪のリーダーを決める府知事・大阪市長選挙が行われ、松井知事、橋下市長の「大阪維新の会」派が他候補を圧倒して勝利し、両氏の掲げる「大阪都構想」が実現に向けて動き出す方向になった。



両氏の掲げる「都構想」の政策のひとつに「大阪市営地下鉄の民営化」「私鉄との相互乗り入れを促進し、運賃の値下げをはかる」とある。



タイミングよく東京を訪れた僕は東京・関東の鉄道のネットワークの充実ぶりを見て、この懸案をぜひとも実現させてほしいと痛感した。



JR山手線を中心にした円の内側を「東京メトロ」「都営地下鉄」の二社が網の目の様に路線を張り巡らせ、外側に向かって大手七社が放射線状に、郊外の都市・観光地に向けて路線を伸ばす関東の鉄道網。これが、実に効果的にできていて、利用者に利便をもたらしている。


そればかりか、特筆すべきは「地下鉄」が縁を取り持つ形で複数社間の相互乗り入れがすすんでいること。


乗り換えなしで長距離を移動できるこのサービスは大阪でも実現可能な環境が整っている。ぜひ実現に向かっていってもらいたいものだ。


(もうちょっとつづく)