8月3日の勉強会では歯周組織と歯周病治療の治癒形態を理解するための基礎知識を発表しました。
実際、ドクター、衛生士が行っている歯周病治療がどのような経緯で改善しているのか…
歯石、歯垢に対してメインテナンスを行うことで歯茎の中全体の細菌叢が変化します。
深いポケットでは歯周病菌の量が爆発的に増えています。このようなポケット内で歯石除去を行うと細菌の量が激減します。
善玉菌も悪玉菌も含めて激減します。
その後、増えてくる細菌には善玉菌が多いと言われています。
そう考えると、私たち衛生士のメインテナンスはとても重要なキーワードになります!
しかし、深いポケットでは多かれ少なかれ細菌の後戻りという現象が起こります 泣
これは患者さんのプラークコントロールのレベルが影響することがわかっていて、プラークコントロールの良い患者ですと後戻りに数ヶ月かかるのに対して、悪い患者さんですと数週間で後戻りしてしますのです!!
つまり、患者さんのセルフケアと私たちのプロケア
どちらが欠けても歯周病治療は良い方向には向きません!
今回、より深い歯周病の治癒形態を復習し臨床の場で活かせる知識となったと思います。
林歯科医院