*沖田総司様*



「…可愛いなぁ」


彼は、隣りで眠る彼女の可憐な頬に触れると、額に口付けを落とした。


「この寝顔を独り占め出来る日が来るとは…」


月を眺めては、彼女を想い眠れぬ夜を繰り返し…


月が赤く見える夜。



*艶が~る幕末志士伝* ~もう一つの艶物語~




会いたくて…会いたくて。


「…いつか、あなたをこの腕に抱ける日がくるだろうか」


彼は、時間の許す限りその寝顔を見つめていた。


この想いが、現実になる日が来ることを願って…。



Special thanks.

てふてふあげは さん