ローコストが全てではない。顧客起点の仕組みの作り方(5) | 羽山直臣のランチェスター戦略の実践事例ブログ

ローコストが全てではない。顧客起点の仕組みの作り方(5)

ローコストが全てではない。顧客起点の仕組みの作り方(5)



[美容室やファーストフード店の顧客起点と自社起点]



私は仕事の関係で、美容室や理容室のオーナーと話す事がありますが、岡目八目で、次のようなことを感じます。


(1)「美容室や理容室は、ヘアースタイルを変えたり、ヘアースタイルをきれいにする仕事と信じられている


(2)これは間違いのない考え方のようだが、お店起点の考え方


(3)顧客にとって、美容や理容(髪やフェイス)は、全身の中の一部であり、顧客起点に立つと例えれば「自分がトータルで可愛くなったり、スマートになったりする手段」になる


(4)これは言葉の言い回しだけの事と思われがちだが、そうではなく、サービス内容が変わってくる


(5)例えば美容室で施術に入る前に、お客さんの全身を見て(一緒に姿見を見て)、その人のスタイルに合った、ヘアースタイルを決めて行くことができる。さらに途中や、終了時にも全身を見て、注文を聞いたりアドバイスをすることができる。


(6)すると「お客さんのお気に入りのファッションに合ったカットやセットを、ご提案します」というあプローチもできる


(7)これは強力な他店との差別化になる。しかし、このようにしているお店はほとんどない。ほとんどは首から上の、理容や美容に関するアプローチ





★次回は、6月13日(月)「ローコストが全てではない。顧客起点の仕組みの作り方(6)」をご紹介致します。