ハワイのバイク日記+α ~GSX1300R隼 BuellXB12SS Ducati748 WR250F~ ガレージと共に
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近況

最近車ばかりになってしまい、全然更新しなくてゴメンなさい。
暖かくなってネタが出来たらボチボチ再開します。
期待しないで待ってて下さい(笑)

車ネタはみんカラに書いてます。
興味がある方はご覧下さい
http://minkara.carview.co.jp/userid/369280/blog/


IS-Fインプレッション

世界のトヨタが誇るレクサスIS-Fのレンタカーが借りられましたので試乗してきました。

前回のGTRと同様オリックスレンタカーで、条件も同じ朝9時から夜7時までで乗り捨て不可でオリックスレンタカー六本木ヒルズ店に返却です。

GTRと同じく伊豆・箱根界隈で試乗したいので、借り受けてすぐに首都高に乗ったのですが、用賀料金所2キロ手前から事故渋滞。横浜町田IC付近まで渋滞していて抜けるまでに2時間以上掛かりまして、自宅に着いたのは昼過ぎでした。

何で自宅かというと、今回は家族も乗りたいというのでピックアップしに戻ったのですが、大幅な時間ロスで機嫌が無茶悪かったのは言うまでもありません(苦笑)


こちらはインテリアもごく普通のセダンで車内も広々しています。本革シートでツルツル滑るし背中が蒸れるのが気に入りませんが家族には好評でした。


トランクも広々していて開口部も広く積載するには実用的です。でも私はトランクに物を入れる習性がないのでブタに真珠ですね。4人乗車でゴルフとか行く方には魅力的なんでしょう。


インパネは300キロのフルスピードメーターを除けばごく普通の印象です。GTRと違ってパドルシフトはハンドルと一緒に回ります。


センターコンソール周りのデザインはインパクトはないものの使い方が直感的に分かるようにボタン類が大きいのが良いですね。それと8速オートマで変速ショックは少ないのは良いのですが、その分パドルシフトでのシフトダウン時には1段落としたぐらいだとエンブレが効きません。街中を流しているだけでポンポンシフトアップしていくので空走感が大きく別に6速でも良いんじゃないの?って感じでなぜ8速にしたのかよく分かりませんでした。

エンジンをスタートさせるとかなり勇ましいエグゾーストノートに驚かされます。5LV8NAエンジンなのですが、その排気量とは裏腹に6800rpmのレッドゾーンまで気持ち良くシュンシュン回ります。


カバーに覆われてエンジンは全く見えません。

カバーは4カ所の突起にゴムで刺さっているだけなので取り外してみます。やっぱりでかいエンジンです。トヨタにしては配管類がのたうち回って見えるのは気のせいでしょうか。

特徴的な排気口です。縦に並んでいるのは珍しいですよね。一目でIS-Fと分かって良いと思います。


ブレーキもえぐいのが付いてます。でも渋滞路でチョコチョコ走っている時にキーキー鳴いていたのはトヨタらしくないですね。でも制動力自体は十分で、踏んだ分だけ制動力が立ち上がるコントロールがしやすいブレーキでした。

気になる走りですが、直線の加速力は凄いの一言です。この重量級ボディをモノともせずアクセルペダルを踏み込んだだけでキックダウンと共に猛然とダッシュします。
この時のエンジン音が素晴らしいです。エンジン音だけならフェラーリにも共通する快音です。

コーナーリングは頭の入りが良く終始弱アンダーステアを保ちます。
トラクションコントロールをオフスイッチで切っても時速10キロを超えると自動解除してしまうので、パワーオーバーには持ち込めません。でもトラクションコントロールの出来は良くインジーゲーターを見ないと制御している感じが分かりにくいです。突然ガクンと効くタイプではないですね。
GTRよりワインディングでの動きは良かったです。GTRのようにある一点から難しくなるピーキーさがなく、ロールコントロールがアクセルとステアワークで自由に決まりますので乗っていて楽しかったですね。
でも高速では丁度良いと思っていた乗り心地はタウンユースとかワインディングではゲロ悪でした。ゴツゴツ突き上げ感があるのでもっとゆっくり走ってコールが車内でこだましてました(笑)
それとシートのできが私には合って無くて腰が痛くなるのには参りました。

欲しくなったか?と言うと余り欲しくないのが正直なところです。
見た目は4ドアセダンだし、どうしてもセダンじゃなきゃって理由があるのなら選択するかも知れませんが、私には2ドアクーペの方が魅力的に感じてしまいます。
積極的にこの車を選択する理由が見つかりません。
平均燃費も5km/Lと余りよろしくありませんでした。

どちらかというと私はアンチトヨタ派で、今までの車歴を考えてもMR2(AW11)しか所有した事がないですのでその分割り引いて読んでいただければと思います。

でもトヨタにしては思い切って元気のある車でした。

GTRインプレッション2

いつも走り慣れている箱根界隈でGTRらしく走らせようとの試みは無惨にも打ち砕かれる事に。
スタビリティが高すぎて全然面白くありません。
パン車が多いのでパスしようとアクセルを踏みつけると4輪がブレイクしてどこかにトンでっちゃいそうな感じがするので怖くて踏めません。

やっぱり車幅が大きい事もあって狭い峠では楽しめません。
もうちょっと道幅の大きい所でなら少々挙動が乱れても安心感があるしこの車にも似合っています。

でも慣れない事もあってパドルシフトの操作は難しいです。あっという間に吹けきる1速2速では操作が追いつかずに車に怒られる事数回(笑) シフトダウンしようと左腕がセンターコンソール辺りを迷走すること数回(笑)
エンジン的には2000rpmまではモッサリした印象ですがATモードでも6速1000rpmで普通に走っているのを見ると相当トルクは出ているんでしょう。2500rpmからの暴力的なトルクと比較するので劣って感じるだけなんでしょうね。

センターコンソールには左からシフトモードスイッチと減衰力スイッチ、トラクションコントロールスイッチが3つ並んでますが、このモードの違いが大きいのも驚きました。
シフトモードをRモードにすると、シフトタイムラグがほとんど無い(ってか人間がやるより速い)シフトアップが可能です。シフトダウンのエンジンコントロールも完璧で自動で回転を合わせてくれる上ショックも全くありません。
唯一ゼロ発進時だけクラッチが繋がるのが分かるぐらいです。説明書にはクリープ現象がありますって書いてあったけどかなり弱めです。

また乗り心地も普通の車と比べれば硬いですが、同じパフォーマンスの車、私が乗った事がある車だとポルシェGT2とかフェラーリF430とかと比べればむしろ硬くありませんし、コンフォートモードにするとスカイラインクーペ並みになります。チューニングカーに乗った事のある人なら乗り心地については全く不満は出ないでしょう。

最後まで使い方が分からなかったのがトラクションコントロールスイッチでRモードにしないと、リアブレイクした時にメーターの中でチカチカインジーゲーターが光って出力を制御している事は確認出来ましたが、ケツが出て行く速度に違いはありませんでした。余り意味がないような......(笑)




メーターに関しては必要以上の情報がウザイです。エンジンを始動する度に液晶ディスプレイにエンジンオイル交換まで後何キロとかドアが開いてるとかゴチャゴチャ表示されます。
通常だと燃費計が表示されてます。燃費を気にして走る車でも無いだろうに。
それと驚いたのはオドメーターが19000キロだったのに車検証を見ると登録は7月31日。
レンタカー期間限定の筈の車が100日足らずで走りすぎのような気がする。
普段は一体何に使っているのでしょうか?




マルチファンクションディスプレーには様々な表示が可能で、横Gや縦G、更にはトランスミッションの油温や油圧まで表示出来ます。数字を見ると気になって踏めなくなる配慮でしょうか?(笑)




この車にはオプションのBOSEが搭載されてました。リアシートの座面は広いものの、足下が極端に狭いです。
前席をかなり前にスライドすれば後ろに乗れない事もないって感じでしょうか。
スカイラインクーペは短時間なら我慢出来る範囲でしたが、こちらは大人は無理です。物理的に足が入りません。




トランクは開口部はお世辞にも大きいとは言えないのですが、ランフラットタイヤを採用した恩恵でスペアタイヤが無く深さが結構あって広いです。こちらは大人でも入れますよ(笑)
ってこんな車でトランクの積載量を気にする人も居ないと思いますけど。




外に出ても排気音は勇ましいです。実際に走るとこの手の車にしては静かですけど、アイドリングでは勇ましい音してます。ご近所から苦情が出るかも。

あいにく始終ウエットで時には霧まで出てるコンディションだったのですが、普通に直線を走らせるだけなら途方もなく速い車です。RX-8と比べても速度感は半分。
R32GTRの1000馬力近いチューニングカーにも乗った事がありますが全く異質です。
R32GTRだとフルブーストにならないとトルクが出てこないのに対して、こちらは3000rpmも回っていればアクセルを踏みつけただけで猛然とダッシュします。
R32GTRが変速の度に挙動を乱すのに対して、こっちは一直線に伸びていきますので気がつくと恐ろしい速度に達しているって感じです。

でもコーナーリングは速度が出ている事もあって非常にナーバスでピーキーに感じます。
アテーサE-TSを搭載したR32GTRはドリフトしても非常に安定性が良く、それこそリアスポイラーにハエがとまれるほどゆっくり挙動が変化しますので、普通のFRよりドリフトコントロールが楽なんですが、こちらはもの凄く忙しい車です。

多分設計時に想定している速度レンジが高いのでしょうか、進入ではかなり強めにブレーキングしてもABSの介入も無くグングン速度を落とします。そこからブレーキをリリースしつつ切り込んでいっても嫌なアンダーは顔を見せずグイグイ旋回します。良い気になってそこからアクセルを踏みつけるとリアがブレークするのですが、ブレークしてから流れ出しが途轍もなく速い。更にフロントタイヤへのトルク配分がきめ細かすぎるのか、アクセルの微調整とステアリングワークを連動させるのが難しく、結局最後まで車との一体感を味わうには至りませんでした。

また、ATモードでまったりと流していた時に感じたのですが、そう言う時には快走していた時には感じなかったアンダーを感じる事が多々ありました。アレッ?曲がらない?ってドキッとします。なぜそうなるのか不明ですが、ゆっくり流している時のステアリングインフォメーションは希薄なのでこの辺りは感性とズレがあるのでしょう。

9時間で約400キロを走行して返却してから、自分のRX-8に乗るとステアリングインフォメーションの正確さとダイレクト感のあるシフトフィール等がいかに安心感に繋がっているか再確認しました。
それとは関係ないですがこれだけ爆走して平均燃費が7キロを切らなかったのは凄いです。

日産が出してきたスーパーカーは人間にもそれなりのスキルを要求する車になってました。
もちろん公道限定の話ですけど、日本の狭い峠道では正確にコントロールするのは難しいです。

R32GTRの頃からGTRは勝つ為の車だと思っていましたが、それは今も変わっていません。
つまり単独で走っては面白くない車です。でも競争しようと思えばこれほど楽に勝てる車は他に存在しません。
その分消耗品など維持費が掛かるとか、長時間の連続走行は無理とか制約はありますが、それはこの価格を考えると仕方のない部分かと思います。

誰かにどうしても勝ちたい時。この車を選択するシュチュエーションは私には来るのでしょうか?
年齢的に考えてももう無いかも知れませんね。


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