紅蓮の炎に焼かれ  *TOM | THE ROMANCE JOE  トム~トラ色の日々~

紅蓮の炎に焼かれ  *TOM

THE ROMANCE JOE  トム&空海の「バラ色の日々」 

祭りである



やっぱ


祭りである。



トムの地元で毎年開催されるでかい祭りに、

ちょちょいと行ってきたわけである。



万灯行列に近づくにつれ、太鼓や笛、お囃子の喧騒が大きくなる。


やっぱりいつ見てもわくわくするのである。


たこ焼きとビールを買い込み、練り歩く行列を眺める。



  たこ焼きは焼き立てで、パックを持てないくらいめっちゃ熱い。



色とりどりのハッピ、それぞれのリズム。

太鼓のリズムと、笛のメロディ、人々の元気な掛け声。

やっぱり祭りは、こうでなくっちゃ。



  たこ焼きを口にする。 熱っっつっっ  食べられん。



色とりどりの、そしていろんな形の万灯が、目の前を通り過ぎてゆく。

綺麗だ。

すごく綺麗だ。



   たこ焼きを口に。 ぅあっっっっつーっっ



街を練り歩く顔は、みな輝いている。

いいな。



  たこ焼き。 ぅあつっっ はふはふあつっ はふあっつ あっっっつぃっっ



トムもまた参加したいものである。



  たこ ぅぁはふ熱っあつはふふっあっつあちっあちぃはふあっつ 



なんたって祭りの醍醐味は


  あへあつあっっあつ あっっっっっっっあつ




ぅぅぅ



熱い。


熱いのである。



なんなのだ。


熱すぎるのである。



全然冷めないではないか。

もうすでに、口の中の数箇所を焼けどしている。


行進が全然目に入ってこない。


太鼓のリズムさえ、このたこ焼きの熱さを助長するものにしか聞こえなくなってきた。



まったく


こんなにアツアツにして。



美味しいではないか。



みなさま

祭りの楽しさにかまけて、

たこ焼きの紅蓮の熱さにはご注意ください。