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(ねぎたっぷり卵焼き)

高円寺って、下北っぽいね。
こだわりの個人店が連なるステキな町だ。
新宿から乗り換えるのはめんどくさいけど、さほど遠くないし、実は赤羽行きのバスもある。
うふふー、通っちゃうかもぉ☆

仕事おわりに、待ち合わせして、シンガーで、兵庫加古川出身のK嬢の地元高円寺に、お薦めのお好み焼き屋へ、いっしょに参りました。

ここは、ママが大阪豊中出身のほんまもんの大阪のお好み焼き。
味は、大阪風って言うより、兵庫の味。
何が違うのかわかんないが、たぶん生地の食感と、だし加減が、大阪のワイルドさと違ってマイルド。
まさに、実家の近所の、おばちゃんひとりでやってるような、お好み焼き屋さんの味なのだ。
あと、ソースとその匂いかなあ。

ふたりで、ねぎたっぷり卵焼きと、ぶた玉一枚、焼そば、白ワインハーフサイズ(K嬢は、駆け付けビールも)。
あと待ってる間に、サービスで、ふろふき大根と、デザートに千葉産みかん大ひとつをいただきました。

卵焼きは、神戸のおうちの味。
おかーさんの味と言うより、おばあちゃんの味(笑)
私にとっては、おじいちゃんの味。

私の実家は、ずっと商売をしてたので、小学生くらいまでは、二世帯住居の二階の、じいちゃんばあちゃんのおうちで、朝ごはん食べてました。
たまごを甘い味のだしで、鍋の中で、箸でぐちゃぐちゃかきまぜて作る、なたね って、おじいちゃんとおばあちゃんは言ってた。
スクランブルエッグの和風版みたいなものかな。
だしが多いので、小鉢に入れられて、食卓にでてきます。
これに、ほかほかの白ごはんと、わかめとか、しじみの味噌汁が定番でした。

おじいちゃんもおばあちゃんも作ってくれたけど、おじいちゃんの作る なたね の方が、おいしかった。
それもそのはず。
おじいちゃんは、神戸で運送屋をやる前は、まんじゅう屋をやっていたのだ。
だから、正月のおせちの中には、おじいちゃん手作りの羊羹や、芋きんとき?って言うのだっけ、が、どんと盛ってあったのだ。

ここの卵焼きは、そんなおじいちゃんのたまご料理を思い起こさせる味なのだ。
甘いんだけど、東京の専門店のような、砂糖と醤油のしっかりめの甘さじゃなく、おかかの効いた、関西だしのほんわかした甘さなのだ。

うーん、おばあちゃんの味~!と、K嬢が叫べば、おじいちゃんの味~!って、私がうなる(笑)

あかん、絶対通うわ、ここ(笑)

タイムトリップした私でありました
おじいちゃーん