もうすぐもらえる | Mr.HATE ANTHEM

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今日も何処かで演奏しているが、物作りにも励んでいる。

もう何もやる気が起きないのだが、やる。
だから発作も起きる。手足が痺れて立っていることすら試練のように感じてくる。
息が吸えてるのが奇跡のようだ。
ミックスしてれば疲れるし発作は起きる。薬を呑んで顔を洗い、洗面所の鏡の中の自分の目を見つめるが血色はそんなに悪くない。
鏡は自分を写してないのかもしれないから何も言葉は浮かばない。
昨日は何をしたのか、これも思い出せる範囲が限られている気がする。昨日を思い出そうとするから昨日の事以外は思い出せない。
昨日の事を思い出そうとしている自分がいる。
それはあの鏡の中にいる人じゃないかもしれない。それは今あそこのスタジオでミックスしてるかもしれないからここにいない。
今自分がすごく集中してミックスの作業しているから話し掛けられない。
忙しそうだ。
だから今ここにいないのにだれも知らない。
でもあそこのスタジオでミックスしてるのは昨日の事を思い出してる人かもしれない。
今明日の日記を昨日書くから、ちょっと待っててね。
待ってる間に発作が起きるから鏡でも見て落ち着けていよう。
鏡は嘘つきだからあそこのスタジオでミックスしてる自分とは違う人が映る。コマーシャルみたいだ。
呑める薬を見つけよう。今ポケットに入ってるから君にあげるよ。
いや、薬は合う合わないがあるから、ちゃんと医者で処方してもらわないと危ないから自分で呑むよ。
自分で呑んでみて大丈夫だから君にあげるのに、君は何を言っているんだろうか。
どうやら君は今ここにいないから、あそこのスタジオにいる彼が後で薬を呑んで鏡を見つめているから、そのときにやる気が出る薬をもらおうと思うね。