雅楽と奈良と青春と
奈良→京都→大阪→奈良と移動してきました。
通常、着物屋さんの仕入れツアーといえば、月あたまと相場は決まっております。
それ以外の期間は商品の貸し出し等もあり、見られる量を一時期に集中させた方が、
売り手買い手双方が合理的というわけです。
そんな中、月半ばに出かけて何をしているんだろうというところですが、それなりに
やることはありまして・・・。
今回は2つのメイン行事があり、その一つが以下のもの。
出身大学で所属していたクラブの30周年奉告祭がありました。
奈良の春日大社社頭にて、しばしの間、絲竹の調べに自身の学生時代を重ねて過ごします。
Facebookの方にも画像を掲載しましたが、こんな感じです。
元来は子どもの舞で、対になるものに「胡蝶」があります。
藤色の直垂は、春日大社にちなんだもの。
春日舞楽では、一人舞を納曽利、二人舞を落蹲(らくそん)と言います。
奈良は第二の故郷でもあり、かけがえの無い時間そのもの。
思いを込めて社頭に立ちました。
夜は奈良ホテルにて祝賀会があり、同じ時間を過ごしたOB同士、
先生方と素晴らしい時間を過ごすことが出来ました。
(みんなそれぞれ、色々あります)
明けて本日、JR奈良駅から大和路快速で大阪へ。
車窓から見える奈良盆地・斑鳩を眺めながら、不意にジッタリンジンの
「コスモス」の歌詞が頭をよぎって、妙にセンチメンタルになったり。
季節は夏に向かおうというのに。
雅楽に触れ、着物を着始め、恋をした奈良。
思い新たに、前を向いて進んでいきたいと思います!
ちなみに今回は、染の袷に袴姿でございました。
また、太物暮らしに戻ります。
よくある質問→楽器は?「笙」 舞は?「左」 絃は?「琵琶」