京都を歩いた2日間は
ただ今、大阪空港(伊丹空港)におります。飛行機の出るまでにあれこれと。
先日書きました通り、月初の問屋さんやメーカーさんは月イチの催事状態。
あちこちに行ってきましたが、なかなか時間が足りないものですね。
欲張ったか、全ての行きたかった会社さんを回りきることはできませんでしたOTZ
ともあれ、行けばなにがしかの収穫はあるもので、あ、もちろん収穫だと
思えるような姿勢で臨むわけですが、また少し引出しが増えたと思います。
うちは地方の小さな家業店で、ジャンルは呉服太物商ということになります。
太物の取り扱いはまずまず手厚いのですが、それで完結しているわけではありません。
個人的には友禅、加賀の穏やかなもの、京の麗々しいもの、両方好きですが、これもかなりの
数を見ることが叶いました。(太物屋の顔しか知らない方には意外な感じですか?)
地方都市の中で、呉服屋として堅実に強いのは、やはりごくスタンダードなスタイル。
その中でどう着物による幸せを発信していけるかは、小さな店では創意工夫と努力、
着物への惜しみない愛と、お客様の満足を考え実行していくことに尽きるでしょう。
悩みながらも、ひたむきにやるしかないわけです。
さて、いずこの街に行った時も、その土地の味と縁遠いのは勿体なく・・・。
その土地の方と顔を合わせて笑いあえることは、大変幸福なこと。
両方を一度にやると、「宴会」が待っているというわけです。
取引先と一緒に盛り場へ― ・・なんて時代もあったみたいですが、それは僕らに
とってはもう、霞のかかった伝説でしかありません。
今回は、京都大丸のちょい北、「さかえ庵 」さんへ。
こちらの飲み放題は、焼酎・清酒ともにすごいレパートリーがあり、
いける口の方には一度足を運んでいただきたいところでした。
京都に敬意を表し、乾杯も地酒で。
そして、一次会で解散し、僕の足は錦市場と逆方向、西へと向かいます。
それなりに酔っており、「ここどこっ!」ってなりつつも、仏さまの導きか、
無事に友人との待ち合わせの「京都 坊主バー」にたどり着きました。
リアル僧侶がマスター。さすが真宗はすごいや。
一般的なバーの観点から見ても、高い水準にあるのではないかと思われます。
友人は、以前地元の大学で先生をしており、仕事を移って京都の大学で教鞭を。
経済の話題も、やさしく楽しく話してくれるので有難い存在。
久々に再会できて幸せでした。
最後の画像は京都のウイスキー。
ハイボールをどう飲むか(どの銘柄をベースにつくるか)で悩んだところ、マスターからの
提案でいただきました。
11年熟成ものは、スモーキーな風味で、酔った舌にも確かな旨みが感じられます。
そして、2日目の今日は、とにかくよく歩きました。
よく商品を見て、触って、説明を伺うことが出来ました。
これらは確実に、お客様に還元されることです。
だから、僕は出不精ではなくて本当に良かったと思うトコロです。
一路宮崎へと帰り、明日は早出して業務。
そのまま件のテレビ番組の収録があります。
何を理想とし、何を信じ、どうやってきたか、そしてこれからどうしていくのか。
企業人としてストレートに問いかけを受けるとのことですが、座右の銘(?)信条は
「(笑)」・・・ではなく、「笑い」です。これは目指すべき染織こだまの姿ですね。
なかなかバタバタのスケジュールですが、年度末も笑って過ごせますように。
そういえば京都では雪が。滅多に見られないものを見た思いです。