宝来講千秋楽の旅00 | はすのやにっき

宝来講千秋楽の旅00

奈良大学 文学部史学科 鎌田研究室の実験歴史学「宝来伊勢講」。人呼んで「宝来講」…。


25回を迎え、一つのシーズンを終えました。

これからは25年間の総括として、記念誌の作成などに入られるとのことでした。


ご縁がありまして、22回・24回・25回と一般枠で参加させていただきました。

僕自身、鎌田ゼミ以前に史学科に在籍していたわけでもありませんし、卒業後に随分経ってから

こちらの研究活動に注目することになった次第で、現役やOBの皆さんがここまで繋げて下さった

ことに心から敬意と感謝を捧げます。


始めることにも、それを続けることにも多大なエネルギーを要します。

そして、ゼミ生は年々新陳代謝を繰り返し、一度たりとも同じ年、同じ時間はありません。


最初の人、である樋口先輩や諸先輩の残してくださった伝統や、受け継がれてきたものの中に、

ほんの少しでも自分の足跡を付けさせていただいた感動は、言葉に変えがたいものがあります。


いま宮崎に戻り、日々の業務に身を投じる中で、昨日までのことがまるで夢のように感じられます。



江戸後期の伊勢参宮を、文献を参考にすることに加え、実地調査も加えた考証を元に研究を進め

る「宝来講」のスタイルは、大学の名物であり今や街道沿いの皆さんに広く深く愛していただいた

ものでした。そのことも、学生同士の助け合いも、かけがえの無い時間。


ですから、旅の中、宝来町や山陵町に帰ってきた時に「泣ける」ことはとても貴重な経験です。


まさに万感の思い。ここに、ありったけの思いを込めて、皆さんにありがとう。心から。



今後、宝来講を通した一連の流れが大団円を迎えた後に、誰かが伊勢本街道を歩く旅を設けた

としても、鎌田先生と学生諸氏とOBや一般の皆さん、迎え、もてなして下さった皆さんとともに

作り上げられていった「宝来講」ではあり得ません。


地域振興や、経済のため、知的好奇心の満足のために行われるいずれも、あの一瞬ではない。

もちろん、それらは「お伊勢さん」がそこにある限り誰かが憧れ志すものですから、システマティック

な、ある意味で高い完成度のツアーは生まれてくると思います。


そしてそれを待ち望んでいる人が、少なくないこともまた確か。

自分も関わっていくことがあるかも知れませんが、心の中でもきちんと整理し、分けて、臨みます。



残念ながら、大切な仕事で2日目の一部を同道できませんでしたが、旅の模様をTwitterで実況

しながら歩きました。

本当に自分がこの道中ツイートを見ていただきたい、歴代の諸OB方と同じ一瞬ではもちろんあ

りませんが、当時を懐かしく振り返るきっかけとなりましたら幸いです。

そして、願わくば鎌田先生の元気なお姿に会いにお運下さいませ。


宝来講千秋楽実況  ※時系列は新しい順です。Twitter混雑時は過去のものが開けません。


なるべく実況には主観を込めていませんが、あれ?と思う点がありましたらお声掛け下さい。

また、各日のことはこちらのブログにて綴ってまいりたいと思います。


報道記事 朝日新聞  読売新聞




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