発想の方程式〜知恵が価値を生む時代 -357ページ目

ブレーンストーミングのヒント 7〜創始者アレックス・F. オスボーン

量が必要である。下手な鉄砲も数打てば当たる

コーヒーとケーキがすむと会員は基本規則を聞かされ、問題を知らされる。提案が流れ出す。アイディアはミソもクソもひっくるめて記録される。ばかばかしいアイディアでもグループを息抜きさせるという点で効用があるのだ。(274ページ)


*上記のヒントは以下から抜粋した
創造力を生かす―アイディアを得る38の方法/アレックス・F. オスボーン

発想の方程式81/【DONDON無料】無料だなんてスゴ過ぎる

少し前まで数百万かかっていたようなツールが、ある日無料になる。

衝撃としかいいようがない。そんなことが稀ではないのが、WEBにおける進化の現実。

日経MJ10月26日に紹介されていたネット上のさまざまな無料ツール。

はっきりいって、どれもすご過ぎる。これで無料だなんて。
ネットマーケに詳しい人には既知のことかもしれないが、順にあげてみよう。

1「User Heart」~どこが読まれているか見える
ユーザーがどんなマウス操作をしたのか?どこをクリックしたのか?
それがわっかればユーザーに熟読されているエリアが分かる。これまでは眼球の動きから察知するアイトラッキングというシステムが使われており数百万円したシステム。そのため企業利用するにも数十万円かかったという。この「User Heart」はそれほどの精度ではないが、無料で利用できる。
「どう読まれているか」サーモグラフィ画像としてビジュアライズ(=可視化)することができる。すごい。
リンク先の画面をぜひ見てほしい。要旨はずれるが、とてもファンタスティックだ。人体以外にもサーモグラフィが使えるなんて。


2 「デテクル」 ~最新レコメンドツール
「この商品を見た人は、こんな商品も見ています」amazonでそう推薦されて思わず買ったことがある人は多いはずだ。もしそんなサービスが完全無料でできるとしたら?
できる。2009年10月8日に始まった。


3「どこどこJP」~ユーザーの地域属性に応じたコンテンツ表示。
あなたのサイトは、どこからアクセスがあっただろうか?通常は分からないユーザの位置・地域属性を把握し、自動的に、その地域に合ったコンテンツをあなたのサイトに表示する。
*個人利用に限り無料
サイトの訴求力が高まりエリアターゲティングができる。「地域最適化」ツール。

無料で提供するには供給側にだってメリットがある。もしも無ければ企業も市場全体も疲弊するだけだから。

無料で提供するどんなメリットがあるのか考えてみよう。それにはまず、すごいツールがあれば使ってみよう。

発想の方程式 80/【行商店舗】トレーラーで移動すし店〜トランスマリン

「港近くのすし屋さんはやっぱ美味いよね」と思ったことはないだろうか。

「とれとれの魚を目の前でにぎってくれたら」。そんな、すし好きの思いを水産加工業のトランスマリン(大分)がかなえる。トレーラーに、すし職人の意気と新鮮魚介類を積み込んで、九州各県のイベント会場を巡回する。

側面に「豊後水道」と書かれたトレーラーの内部にはカウンター席を設け、その場ですし職人が腕をふるう。水産加工店の持ち帰り店も併設。

とれたてを移動して売る。しかも、飲食店ごとトレーラーで。

発想の原点は、時代をさかのぼれば、行商なのかもしれないけれど。
とれとれとれたて、収穫したて、絞りたて。ものに限らず、デザインやサービスだってできるかも?アイデア絞りたてなんて、どうだろう。その場で表札を書いてあげるなんていうのもありだ。


とれたて、つくりたてを売って喜ばれるものは他に何があるだろうか。考えてみよう。

職業をアイコンにしてみた

発想の方程式 79/【拾う神】チョークの原料になった産業廃棄物

捨てる神あれば拾う神あり。


平成教育委員会からの出題で
「チョークの原料は石膏が知られていますが、吸い込んでしまうことも考えて、最近では安全な原料が使われています。もともと捨てられていたその原料とは?」

何だろう?
番組を見ていたら、その材料は北海道にあるらしい。
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それは
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ホタテ貝の殻。

日本理化学工業のホタテ貝殻配合チョーク> HPで見る

さらにはこの話がエコの教材にもなっている> エコロジー教材ダウンロード

ダストレスチョーク 72本入 青 日本理化学 DCC-72BU



番組ではホタテ貝殻配合チョークだけだったが、他にも卵殻を利用したものがあるようだ。

日本白墨工業の 卵殻リサイクルチョーク> HPで見る

こういう話しは、聞いていて気持ちがいい。

そういえば以前も、みかんのジュースをつくっている会社の皮が大量に捨てられるというので、その皮を乾燥させ、建材のチップに再生している企業があった。ほんのりといい香りがする建材。

再生、リサイクルは表面的な数字だけではどこまで環境にいいのか分からないと言う人もいるけれど、少なくとも大量の産業廃棄物をどこかに埋めるよりはいいんじゃないかと、シンプルに思うのだ。

仕方なく大量に捨てているものはないだろうか。それは何か別のものに加工して再生できないだろうか。