初級者に必須だろう
FA-06のシーケンサーを使った音楽制作について説明していきます。
シーケンサーとは、シンセを使った、デジタル系の音楽制作において
自動演奏を担当する重要な部分です。
ここ最近、DAWの普及で、あまり使われなくなりましたが
シンセのシーケンサーの中には、音楽制作の基礎がたくさん詰まっています。
とくに初心者が大きなディスプレイのFantom-Gで、
初心者らしい音楽を創ったことが、人気の再燃につながったようです。
また、パソコンと連携するのが苦手という人にも向いています。
とにかく安定するのがハードウェアのシーケンサーならではです。
FA-06にもかなり大きなディスプレがついています。
視認性の良さは初心者に向いているでしょう。
さて実際の最初の制作では、ガジェットで創るような、
ベース、ドラム、シンセという3パートのみの簡単な曲らしきものを創ってみます。
まずスタジオセット(レイヤー)の64番を選びます。
このスタジオセットには、音色だけでなく、ミックスバランス、
EQ、エフェクトなど楽曲を設定する大事なデーターが含まれています。
GMとはかつてのDTM音源の世界共通規格で、GM2はその音色拡張版です
単にここから、GM2音色を選んでもいろいろ、基本の音色がなりますよ
スタジオセットの音色名の上で、「ENTER」を押すと
音色選択に便利なリスト表示になります
FA-06を使う上での重要な、活用ポイントです。
パート1に音色を選択します。
ここでは、TB-303風の742番「Acid Bs2」を選択します。
このAcid Bsというのは、名前から、いわゆるデトロイトテクノで使われる
TB-303のビキビキベースなんだなあと推測できます
ガジェットのシンセ音ですね。
実際は、SN-Sシンセであり、なぜかイメージはSH-101です(笑)
パート10に音色を設定する
同様に音色選択します。
ここで選ぶのはTR909風の38番「TR909Special」です
TR-909とはいわゆるシンセ音のドラムです。
これも、元々はガジェットであり
実際は、XVオーディオシンセで再現されています。
さらに、パート2に音色を設定する
これは自分で好きな音をいれてみてください、シンセ系がいいでしょう
ハスキーはテクノで使われるような、急激なシンセリード音を入れてみました。
シーケンサー側の「SONG SELECT」ボタンを押し
「INIT SONG」を選択し、「LOAD」ボタンを押します。
シーケンサー側の「SEQUENCER」ボタンを押します
そうするとシーケンサの画面になります・・!!
これでTR1、TR2、TR10に音色が設定され
あとは、フレーズを録音するだけ・・!!
の状態になります。
なんだか傑作が作れそうな感じです。
(実際にデトロイトテクノなどはこんな構成です。)
三本の矢とも・・いいますからね。