リウマチには炎症期という痛みが悪化する時期がある。
この時期の患者さんは痛みで運動が出来なくなるので、横になってもらい
アレクサンダー・テクニークで全身の内なる動きに乗ってもらう。
リウマチの痛みは骨の芯まで痛むというのだが、
それは内なる動きと共に薄らいでいく、らしい。
あすの朝にはまた痛くなるが、午前受けると晩までは持つ。
問題解決にはなっていないが、助けにはなっているようだ。
何が起こっているのだろう。
アレクサンダー・テクニークを使うと習慣的な緊張が和らぎ、
体が楽な方、好みの方へ動いていく。
筋がリリースされると関節間や周囲の受容体へのストレスが減ることで楽になると説明できる。
ただ、実感としてそれは現実に起こっていることのほんの一部としか思えない。
リウマチについて医学書に書いてあることは、
これまた本当に起こっていることのほんの一部だと思う。
医学書に載っていなければ、ない、とういことにはならない。
私は、エビデンスもなければ誰もしない方法でやっていても、
自分のやっていることに迷いはない。
データーも情報もないが、目の前に現実がある。
リウマチにアレクサンダー・テクニークでアプローチする意味はあるか。
そりゃあるだろう。
あんなに嬉しそうなんだから。
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