プロデューサー！ライヴですよライヴ！天気も良好！ファンもいっぱい！後はみんなで楽しく歌って踊るだけ！
・・・・そんな風に考えてきた時期が僕にもありました。しかしなんだな。並ぶと社長結構小さい。声が声だけに大きそうなイメージが。アイドル９人はそろった。そして律子達竜宮小町は収録先から飛んでくるそうだ。すでにこの時点で死亡フラグだ。
舞台の広さに驚くアイドルの面々、春香は子供の頃アイドルが言っていた一番後ろの席の人まで見えるという言葉を実感する。私！今日は一番後ろの人も一番前の人と同じくらい楽しめるライブにしたいな！という前向きな発言に千早も同意する。美希はキラキラできるかな？という心配に大丈夫と返すプロデューサー。もっと心配しないといけないことがある。竜宮小町は台風に巻き込まれていた！おまえらの辞書に天気予報はないのか！？
不安を取り除くには楽しい食事と小鳥さんの妄想笑顔だ。亜美から真美へ謎の象形文字メールが届いてるし、準備は着々と進む、音合わせなどだんだんライブの準備が進行していく。そして竜宮小町はリハには間に合わない・・・そんな悲しそうなりっちゃんに９人から大きな声援が飛ぶ。あずささんも、亜美も、スーパーアイドル伊織ちゃんも大丈夫だと言っている。７６５プロのアイドル達の結束は固い！こんな描写が大好きだ！俺も律ちゃんの巨乳を挟むシートベルトになりたいぜ！
そしていよいよ開場。お客さんがいっぱいだ。みんなの緊張してる雰囲気はまるで文化祭。もうすぐ台風が来るのにみんな竜宮小町のためによくぞ集まったといところだ。勿論グッズの売り上げもファンレターも９人で亜美一人に勝てないのが現状だ。亜美と真美何故差がついたのか？慢心、プロデューサーの違い。デコちゃん達が出れなかったら客から金返せコールだろう。これはまずい・・・ライブは中止！という訳にはいかない。竜宮小町は本番開始に間に合わないが、彼女達が来るまで９人の力でなんとかするんだ！まずは小鳥さんのふとももをすりすりして落ち着くところから始めよう。
舞台は一気に慌しくなってきた。３０分の開始延長と共にスタッフ総出の作業だ。歌の曲順、竜宮小町の分を誰が歌うか？流動的に変化していく。急作りなセットリストに沿ってアイドル達も自分達で誰が何を歌うか決めていく。これが弱小事務所の悲しいところ。響も不安になっているが、Ａパートでライブが始まらない見ているファンも心配になってくる。ちゃんとライブできるのだろうか？もしやＢパート全部高木社長の手品になるんじゃないか？
不安満載でもライブは始まる。１曲目は当然「THE IDOLM@STER 」だ。プロデューサーに背中を押されてアイドル達がついにステージで光り輝く！
竜宮小町のいないピンチこそ彼女達の真価が発揮されるところ・・・しかし観客の反応はイマイチ。社長の必死の応援もむなしく春香の「乙女よ大志を抱け」もイマイチ盛り上がらない。楽屋もバタバタと大混乱。衣装の取り違いや、メイクボックスもしっちゃかめっちゃか、真美とやよいの「キラメキラリ」というこれほどないキラーコンツテンツでも観客は竜宮小町はまだ？とか言っている。おまえらの中のロリコン魂はどこへいったんだ！はるちはの「Ｍｙ Ｂｅｓｔ Ｆｒｉｅｎｄ」にも微妙だ。千早のデレ歌なのに貴様ら見る目はどこだ！渋滞の竜宮小町も焦りが募る。ＧＯ ＭＹ ＷＡＹだったらジェットで空飛べるのに、伊織が悔しそうだ。！「私はアイドル」のかかる中、真と響がついに喧嘩、雪歩の衣装もボロボロ。悪い流れが悪い空気を生んでいる。そこをまとめるのは、やはり春香だ。
「今はお客さんにどう見られるより、自分達がなにを届けたいかを考えることにしない？」ここまで努力した結果はきっと届く。あれだけ頑張ったんだから少しぐらい不恰好でもいいじゃない。そんな春香の言葉に勇気づけられる一同は再び活気を取り戻す！あーそこ、本来ならそこはプロデューサーがフォローするもんじゃね？とか言わない。人手が足りないんですよ！
真美の「スタ→トスタ→」、ゆきまこの「思い出をありがとう」、響春香美希の「Ｎｅｘｔ Ｌｉｆｅ」、貴音の「フラワーガール」と名曲揃い踏みだが観客の心には響かない。それは仕方ない。竜宮小町の出番を待ちながら聞き流している曲は彼らの心には届かないのだ。それでも気合を入れて頑張るアイドル達、しかしここでまた致命的なミスが発覚し、Ｐが呼び出される。美希がダンサブルな曲連発という試練だ。１曲飛ばそうというプロデューサーの判断を美希が覆した。限界に挑戦する美希をみんなでサポートする、彼女達を信頼するのもひとつの仕事だ。みんなで全力でフォローするからと心配を取ってあげて、真と響がサポートだ。
いつものようにマイクで客の心をがっちり掴む美希。竜宮小町は台風で遅れると一度落としておいて、自分達を持ち上げる高等テクをナチュラルに使いこなすとはさすがだ。そこ！美希チートとか言わない。善澤記者もここが正念場と見た。美希の「Day of the future」が流れる、その頑張りは竜宮小町にも伝わる。歌いきった美希に観客の目も美希に釘付け。しかし体力は限界？だが曲は流れる。美希の新曲「マリオネットの心」だ緊急サポートの割に３人の息はぴったりだ！観客も完璧に掴んだ！今までで一番の大歓声！！
体力の限界まで歌い上げた美希、その意思を受け継ぐようにステージへ向かう千早は沸騰した観客に最高の「目が逢う瞬間」で美希が生んだ熱気を繋いだ。そして力尽きてプロデューサーの腕に倒れるが、ハァハァと息を荒げながらキラキラしてたぞという答えに満面の笑み。美希かわいい！かわいいよ美希！ハァハァいってるのが性的でエロいとか言う人ははやく自主しましょう。そして疲れた美希を労わる春香。珍しい組み合わせだが、同じくステージで輝きたいと願うもの同士、心が通じたのかもしれない。
さあいよいよ竜宮小町が来るまでの最後の曲！そう、ずっと辛いレッスンを積んできた新曲「自分ＲＥＳＴ＠ＲＴ
」だ。円陣を組んでステージに立てば、観客の完璧なオタ芸に乗ってアイドル達が輝きを増す。全てが報われる瞬間がついに来た！この瞬間が永遠に続けばいいと思ったのは、きっとアイドルだけでなく観客も、スタッフもみんな一緒だったろう。この一体感が本当のライブなんだね。そして間奏の間に到着した竜宮小町の面々、全力で心配する伊織や亜美達に親指を立てて答えるプロデューサー。その姿を見て思わず涙ぐむアイドル達。塗れてますますエロスの増した律子も到着し、いよいよ竜宮小町も舞台に立つ。歌うのは勿論「ＳＭＯＫＹ ＴＨＲＩＬＬ」って、竜宮小町の歌は全面カットかよ！待遇改善を求める！
熱狂のライブは終了、控え室に駆け込む竜宮小町だったがそこには疲労困憊で眠りこけるアイドル達が。思わず伊織も「みんなお疲れ様」の一言が漏れる。そして名曲「i]と共に流れる今までのアニメアイドルマスターの思い出。彼女達もいよいよＦランクアイドルから卒業だ。いよいよきらめくステージが彼女達を待っている。と、最終回っぽい流れだがアニマスはまだまだ続く！スラムダンクでいえば翔陽に勝ってみんな寝ているシーンのようなものだ。トップアイドルを目指し多くの困難を乗り越えていく彼女達の活躍はもう少し続くんじゃよ。
