打ち上げはアメ横路地に入った中華料理店で行われた。
とても1人ではたどり着けないような,隠れている場所であった。
美女数人、両隣は残念なことに『同性』であった。中華のお皿の料理はボリュームもあるし美味しかった。とりあえず隣の席が開いたら素早く横移動である。
なにゆえに4時間以内で走れなかったのか。身も心もぼろぼろのわちきを救ってくれるのは(救えるのは)美女の『いい子いい子』の撫で撫でだけである。
『いい子いい子』の撫で撫でを受けなだら『今日は本当に最良のタイム』で走れて良かったと思うわちきであった。
『美女は眼鏡をかけても美しい。』
新鮮な驚きと『内に秘めたる感動』をもって横顔を眺めるわちきである。
キラキラ輝くイヤリング、何故か『アラビアンナイト』を思う。アラビアンナイトといえば『踊り子』である。絹のスケルトンの生地を身にまとい、わちきの目が一瞬でハートマークになってしまうあの『踊り子』である。スケルトンの生地を手にとりスートと上に持ち上げる。
(スケルトンだから持ち上げなくとも見えるのだが持ち上げたくなるのが男の?わちきの性と言うものである)
わちきの手を握りしめ
『今日は残念だったわね』
あ~この一瞬を迎えるために今日のマラソン大会があったのだ。
この瞬間に今日のマラソン大会は、最良のマラソン大会へと昇華したのだった。
わちきの胸にぐっときた『アラビアンナイトのイヤリング』
素敵だ!
ぼろぼろだったマラソン大会
それを希望あるマラソン大会へと昇華させた『アラビアンナイトのイヤリング』
素敵だ!
こんどアラビアンナイトの踊り子になってくれますか。
こんど絹のスケルトン身につけてくれませんか?
ツンツン
ツンツン
『ありがとう』
ツンツン
ツンツン
トォー―ー!