さてさて、名古屋市会視察の話がどうにも市長の市政の方に行ってしまい、視察本来のことが書けていませんでしたので、前回は請願陳情の取扱いについて書かせていただきました。
そのことに関連しての事案がありました。

名古屋市会市民3分間議会演説制度 」です。

実施要項は次の通りです。
http://www.city.nagoya.jp/shikai/page/0000010531.html

制度創設のきっかけは、市長からの実施についての検討方要請だそうです。上記リンクの実施要項をお読みいただけばわかるようにルールが決まっております。で、じゃあその演説をどうするかというと、議会側は「ふむふむ」と聞き置くようです。実のある内容であれば、当然聞いた議員が何らかのアクションを起こすでしょう。

市政等への反映はどうなっているのでしょうか。執行機関の関係職員が出席して、演説を聴取しているそうですが、その後の対応については具体的に議会側は把握していないようです。

では、開始後の実績はどうでしょう?

船橋市議会 勝手にe-報告 (長谷川大のe-通信簿)-1

ご覧の通り初回の平成22年2月定例会こそ、総務環境委員会が応募者が多く抽選になったようですが、もう平成23年11月定例会ではほとんどなし。
河村市長の提案は何だったのでしょうか?

次の書類をお読みください。

船橋市議会 勝手にe-報告 (長谷川大のe-通信簿)-2

これが発言内容です。発言者はどんな感じか伺ったら、もうだいたい固定化してきたようです。
それってどうよって感じですが、発言者が増加することを祈念申し上げたいと思います。

ただし、私は、先に書きました、請願陳情の審査の際にこの制度を利用すれば、請願陳情提出者の気持ちが通じる場合もあるのかなと思いました。