NYCに限っての話しですが、学校で外国語を習う際、アラビア語の選択が増えているようです。

NY Timesの記事に出て来たこの男子学生18歳は、イーストビレッジにある高校でアラビア語のクラスを取っています。

きっかけは彼が9歳の時。

授業中、ゴーっとうなるような音を聞いて上を向くと、教室の天窓から飛行機が通過するのが見えたと言います。

9月11日、ワールドトレードセンターに向かって行った2機のうちのひとつでした。

9歳なりの頭でいろいろ考え、なぜそれが起こったのか理解しようとしてみた、と言います。

それが現在のアラビア語の学習に繋がっているのでしょう。

相手をよく知りたいという気持ちですね。

中東はこれからも国際社会の中でキーを握るエリアだと思うので、アラビア語の習得は彼の将来のキャリアにとってもプラスになるでしょう。



それともう一つ。

これは新聞に載っていた訳ではありませんが、中国語の習得も人気がありますね。

アメリカに住んでいると、この国が中国をどう脅威に思っているかが良くわかります。

先日も台所で聞いていたラジオの討論では、中国がどうアメリカに追いついきていて、アメリカはどう生き抜いていったらいいのか、なんて熱く話していました。

それが理由なのか、それとも単にNYCには中国人の移民が多いのが理由かわかりませんが、NYCには英語と中国語の両方で、イマージョン授業を行う公立の学校も存在します。

確か小学校だったかな?



最近ふと思うことがあります。

子供たちが成人した時、果たして日本語が役に立つのかと言うこと。

よっぽど中国語の方が使えるんじゃないか、なんて。

しかし息子達は半分日本人である以上、仕事に使える使えないは別にして、自分のルーツとして日本語を知るメリットや必要性はあるんです。きっと。

ただ元気のない日本を見ていると、弱気になる自分がいて困ります。




NY Times オリジナルの記事はこちらから。

Arabic Class Becomes a Popular Choice