病気のことを、いつ、どこまで子どもに話すか、ということ。

何度も何度もハルと話し合ったことです。


そのことについて…書いておこうかな、と。


まずはリンが3歳になったばかりの頃…。
ハルは風邪をこじらせて肺炎になってしまい、1ヶ月入院しました。
その頃、私はレンを妊娠中。
切迫早産になってしまい、同じ時期に私も入院…。
リンは私の入院中の1ヶ月間実家に預かってもらったのだけど、パパとママが同時に入院という事態はリンに大きなショックを与えてしまいました。夜泣きが激しくなり、母はずいぶん苦労したと…。


この頃まではハルの体調はずっと安定していて、病気だということはリンには話していませんでした。

3歳の子供にどうやって話したらいいか?

ずいぶん悩みました。

結局、このときはリンの不安をなくすことを優先しようと、パパは風邪がひどくなっちゃって、胸が痛いから病院で治してもらってる…と。ちゃんとお薬飲んでるから治るからね…って。


母が、何度も何度もリンにそう話してくれました。
パパ、昨日より良くなってるよ。
ママもお腹の赤ちゃんと一緒に頑張ってるから…って。


リンの記憶の中に、この頃のことはしっかり残っているようです。
パパとママと赤ちゃん、みんなが心配だったと…。

だから、パパが退院して、おばあちゃんの家に迎えに来てくれた時はすごく嬉しかったし、無事にレンが産まれた時もすごく嬉しかったと、リンは言います。


3歳の子供でも、ここまで理解できるものなんですね。
それは、すべて母のおかげなのだけど…。


これが、リンにとって最初の「パパの入院」という記憶です。



続きます…。