2年前の今日、7月13日に 滑膜肉腫という
希少がんの手術をうけました。
その時、後頭部のしこりに気がついてから4ヶ月が経っていました。
しこりを見つけたときの 気持ちの悪さ、嫌な予感。。。何だったのだろうか?今、思うと とっても不思議です。
手で触った感じは 大豆くらいの大きさで 押すと鈍い痛みがありました。
とにかく 小さなしこりが気になって仕方がなく まず当時、通っていた心療内科の先生に相談して診て頂きました。 診断はリンパが腫れているのかな??ということで 抗生物質を出して頂き帰ったのを覚えています。この頃 息子の不登校と私の鬱がやっと落ち着いた頃でもありました。
それから内科➡整形外科➡皮膚科と色々な病院へ行き その都度 お薬をもらいましたが良くはならず 心配ならと大学付属の総合病院に紹介状を書いて頂き受診することに。。。
大学病院にて 先ずは皮膚科です。診ただけではわからないとのことでMRI検査をすることに。
MRIの画像を見ると 何かあるのは確認できるね~見た限り悪いものではなさそうだけど 100%大丈夫とは言えないんだよね。とってみたら悪性ということもあるし。取るなら腫瘍が深いところにあるから 皮膚科の範囲ではなくなるよと言われ 。。。形成外科を紹介して頂きました。
形成外科で 画像を診てもらい。先生からは小さいのに良く 手術する気になったねと 様子見でも良さそうだけど、とか言われましたが、、、 苦笑。
私が 痛みもあるし気持ちが悪いから とって貰いたいとお願いしました。振り返ると この時に様子見じゃなく手術を選択した自分ってラッキーだったなって思います。
で、良性腫瘍の摘出という名目で手術しました。日帰りの部分麻酔の手術。途中で気分が悪くなりちょっと中断しましたが 無事に終えることができ、後日 病理の結果を聞きに 一人で病院へ。。。
先生に一人で来たの??と聞かれ 『はい』って返事をすると『そうか。。。』とちょっと沈黙。
で、静かに『あのね、病理の結果。悪いものだったんだ』と。訳がわからず無言の私に『悪性のがんで かなり珍しい肉腫というものなんだ。専門は整形外科で うちの病院に肉腫の先生がいるから診てもらおうね』と。
その時に、 かなり大きい手術も予想できるから 私達も(形成外科も) こーちゃんさんとは長い付き合いになるからね。一緒に頑張ろうねと言われた記憶があります。。。その時は がんの告知のあっさりさと ショックに混乱していて パニックになり、病院を出たあと泣きながら妹に電話しました。
2015年、6月になったばかりの頃です。
そこからは 忙しく整形外科受診。 どんな手術になるかの説明を、家族みんなで 泣きながら聞いて
大変な事になったな。。。
みんなに迷惑かけちゃうな。。。
息子のことどうしよう。。。
私、死ぬんだろうなと 。。。
どんどん不安になるばかり。 診断も悪性の肉腫とだけで種類までは特定できず。
腫瘍が出来た場所も珍しくて 手術例が少ないからと、、、主治医の先生も迷いがあったのか 肉腫の学会があるから 肉腫の先生方に意見を聞いてくるよと。そして、その後に手術することになったのです。
手術までは 色々な検査のオンパレード。。。
学会で意見を聞いたら 意見が半々で主治医の先生も迷ったみたいだけど。転移、再発のリスクを少しでも少なくしたいからと 頭がい骨を切り取って、一度外すという大がかりなものになりました。 なので手術チームは 主治医の整形外科と形成外科、脳外科の合同となったのです。