す べ て の
コ ト バ に 
 が あ る 。

 

コトバ家 吉井春樹(ってこんな人?)です。
コピーライター、クリエイティブディレクターを経て、

写真詩集を出版。詩人、エッセイスト、などの傍ら、

コトバの自己表現トレーニングの「コトトレ」主宰。

 

おすすめ ▶︎ 「やさしいコトバのはじめ方」

 

 

ネットニュースで目に入ってきた

 

オリンピック関連の話題で

 

「インタビュー」の記事がありました。

 

 

ロンドンオリンピックの柔道で

 

金メダルに輝いて、今回は

 

テレビ中継の解説をされている松本薫さん。

 

 

同じ柔道で今大会に出場されている

 

芳田司選手へのインタビューのコトバがけが

 

とても話題になっているそうです。

 

 

僕自身、まだ映像は

 

みれていないのですが、

 

その際にかけたコトバが

 

「おめでとう」なのだそうです。

 

 

 

もちろん、

 

オリンピックというイベントの中で

 

「おめでとう」というコトバは

 

ほとんど毎日のように交わされていて

 

多くの人にとってはきっと、

 

それほど特別でも感動的でもないコトバです。

 

 

 

なぜ、その「おめでとう」が

 

話題になっているかというと

 

「柔道の銅メダル獲得」に対する

 

「おめでとう」だったからかもしれません。

 

 

 

国技ともいわれていて

 

芳田選手も金メダル獲得を

 

目標としていたのかもしれません。

 

 

 

目標達成できなかったかもしれない

 

オリンピック選手に対して

 

「おめでとう」と伝えるのは

 

ときどきリスペクトにかけるコトバとして

 

印象を与えてしまうこともあります。

 

 

 

でも、先輩であり、

 

以前から信頼関係がある

 

松本薫さんと芳田選手の中で、

 

その「おめでとう」が

 

どれほど愛情と尊敬を込めた

 

コトバであるのか、を

 

その二人の様子を見守ることで

 

周囲の僕たちも感じ取れるのかもしれません。

 

 

 

いろいろな「マナー」や「常識」があります。

 

もちろん、それらは、コトバに限らず、

 

さまざまな場面で、大切にされています。

 

 

ただ、それらの「こうすべき」とか

 

「こうしないべき」みたいなものを

 

飛び越えてしまえるコトバのコミュニケーションって

 

やっぱり、存在するのですね。

 

 

 

松本薫さんは、

 

芳田選手がどれほど、

 

がんばってこられたかを

 

僕たちの何倍も知っているのでしょう。

 

 

 

そして、どれほど悔しいのかも

 

どれほど無念なのかももしかしたら

 

想像しているのかもしれません。

 

 

 

「おめでとう」は

 

祝福のコトバであるのと同時に

 

ねぎらいのコトバでもあります。

 

 

 

「よくがんばったね」と。

 

結果だけじゃなくて、

 

そこにいたるまでの

 

ひとつひとつの積み重ねを

 

「愛でてあげたい」という想いが

 

「おめでとう」に現れたような感覚です。

 

 

 

「おめでとう」を

 

こころから伝えられること

 

そして、歓極まるほど、

 

受け止め味わい愛でられること

 

とてもとても、すばらしい、

 

愛情表現のコトバです。

 

 

 

 

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 コト  記事中にいいコトバをみつけたら、

 ト  コトバハントを!(ルパン気分で)

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