最近読んだ本とか色々勝手に紹介。


老人賭博/松尾 スズキ

¥1,400
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先日受賞こそ逃した物の芥川賞にノミネートさせた作品。
映画の製作現場の細かいディテールは、映画監督としても活躍されている松尾さんだからこそ表現できたのではないでしょうか。最後まで読み終えた後、表紙を見ると、なんだか胸が締め付けられそうになります。が、しかし決して泣かせる様な話では無いのであしからず。


ニャ夢ウェイ〈2〉/松尾 スズキ

¥1,050
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確かロッキンオン(だったかな?)に連載されている、松尾さん宅(厳密には元奥様)の愛猫、おろちをfeatureした漫画。松尾さんのおろちに対する愛がヒシヒシと伝わってきます。猫を飼った事がある方は「あ~わかるわかる」と共感できる部分もきっと多いかと思います。


セクシィ古文(メディアファクトリーの新書)/田中貴子

¥756
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だれしもが中学校か高校でならったであろう古文。
苦手意識を持っていた方も少なくはないのではないでしょうか?そんなムツカしい古文を漫画仕立てでわかりやす~く描いているのがこの本。な の で す が、セクシィとタイトルにある様にかなりセクシィな内容になっています。いや、寧ろアダルトです。10代の頃頭を抱えさせられた古文がこんなに砕けた内容だとは其の当時思いもしないですよね?しかも書いているのは女性だと言う。。。もはや肉食女子の域ですね。。。

四畳半神話大系 (角川文庫)/森見 登美彦

¥700
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前にもBlogに書いたかもしれないですが、4月からノイタミナ枠でアニメ化が決定しています。
いつも思うのですが、このしょうもなーな大学生は実は学生時代の森見さんがモチーフになっている様な気がして仕方ありません。黒髪の乙女もきっと森見さんの好きなタイプなんでしょうね。彼の作品のマドンナは大抵短く切りそろえられた黒髪の乙女です。そして、彼の作品を読んでいると気がつく人も多いかもしれませんが同じ人物が結構色んな作品に出てきます。ドラゴンボールにアラレちゃんが出てきた様な「にわか嬉しい!」気分になります。と思っているのは私だけでしょうか。。。

宵山万華鏡/森見 登美彦

¥1,365
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こちらも森見作品。京都、夏、宵山を舞台にした不思議な話だらけの短編集。
彼の想像力を余す事無く発揮した1冊。おどろおどろしさ7割、色鮮やかさ3割。この表現が適切か不適切かはさておき、色鮮やかさ3割の風景は千と千尋に似ているかな?私は物語の中にinしてしまうのがおそらく人より遅いのだけれど、この短編集はどれも結構短いけれど、かなりのスピードで引き込まれてしまいます。どれもこれもほんに不思議でカラフルでまるで万華鏡。

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★おまけ★

※映画です。

フローズン・タイム [DVD]/ショーン・ビガースタッフ,エミリア・フォックス,ショーン・エヴァンス

¥3,990
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劇場で見て、DVDでも見て、もう何度か見ている近年ではおそらく1番お気に入りの映画。写真家ショーンエリスの映画デビュー作。(だったかな?)兎にも角にも1コマ1コマが本当に奇麗。どこで一時停止ボタンを押してもきっと奇麗だと思うってくらい奇麗。主人公のベンは彼女にフラれたショックで不眠症に陥り、その寝れなくなった時間を有効に過ごす為、深夜のスーパーマーケットでアルバイトを始めます。そのアルバイトの中で時間を止めると言う特技を身に付けます。1秒と1杪の間、静止した時間の中で自分だけは動く事が出来るのですそして新しい恋も始まります。新しい恋にもトラブルがありますが、最後はベタだな~!って思わせるくらいロマンチック!恋する男性の目には女性はこんな風に映る物なのかと。ですが、途中ギャグシーンもあり、ただ甘いだけの恋愛映画になっていない所がまたgood.


おまけが一番長いってね。

以上、1月に読んだ本と映画でした。