修繕積立金の値上げは喫緊のミッションだという認識は1期からあったんだけど、いろいろと削るべきところは削った上でどうにもならんでしょうと納得してもらえる(と私が思える)とこまでいくのに4年かかったわけで、その間に2期に管理会社に修繕計画案の再策定、3期にはそれでとりあえず30期4億円アップした”修繕計画”だけ資金計画のほうは放置してとりあえず更新とか、2年がかりで地ならししてようやくの総会提案だったわけ。単なる通常決議で過半数とれなかったら、事実上理事会不信任でしょう。落ちたらもう2度と理事会はやらないくらいの覚悟で臨んでた。
事前に5回の説明会を実施して150人ほどに聞いてもらっていたし、説明会資料や、6回の”修繕費を考える”かわら版シリーズの投函などで、営繕委員会としての印刷も1万ページ以上をぶっこんでいたとか、まぁ必死。
議案書も本体3ページに、管理費等の徴収表で5ページで議案そのものは終わっているおまけで、これは議案の一部ではないけど読んでねで、マンションの財政状況の説明や、残余の震災復旧計画に、説明会ででてきたものを中心に20を超えるQ&Aの回答まで全20ページ超えとかの資料をどっちゃりつけておいた。
#今や管理費より、修繕積立金のほうがはるかに高くなったから、【管理費等】って言葉はそぐわない。普通にやれば管理費より修繕費のほうが高くなるのが当たり前だよね
事前の私の予想では、平均的な広さの部屋で年に11万円とかの支出増になるわけで、いくらこれは”生活費”じゃなくて”貯金”なんですとかキャンペーンを張っても、100票を超える反対票はでてくるんじゃないかなと思っていた。
過去に、ミニショップの廃止のときの(私から見ればどうみても存続はありえなかった)議案で100票を超える反対があったけど、これはアンケートでも廃止2:存続1程度の割合だって分かっていたから、数は多くても可決は読めていたから心配はしなかった。
今回は、ここまで大事なものは例え反対は過半でも総会には諮るしかなかろうで、アンケートとか一切実施なしだったから、総会の事前集計で50票くらい見るまでは全く読めてなかった。
説明会では質疑応答こみで1時間くらいかけてじっくり説明したものを、10分ちょっとで説明して、
さて理事長≡議長が ”質問ご意見は??”と聞いたら、
実に議場では誰の発言もなくて、あっさりと可決 (^^;;
後で総会での賛成票を数えてみたら、74人でていた議場で賛成でない人は2人しかいなかったから、反対の人は殆ど議場には来ていなかったことになる。諦めていたのかどうなのか...
事前の根回しが効きすぎたかな...
なんにしても、議場ではなんの波風もなくあっさり採決。
次の議案が、営繕委員長職を外部の専門家に外注するための専門委員会の規定の変更で
(1) 委員には、在外の区分所有者もなれる
(2) 委員には、理事会が特に認めれば、外部の専門家も起用できる
の2本だてだったんだけど、この2議案で15分くらいで通ってしまった。
大丈夫なのかなぁ、実際に値上がりした徴収が来年になって始まってからクレームの嵐にならんかと心配してます。あれだけ投函されてて、気がついていないってのだけはないと信じたいけど。
むしろ、このままでは、管理費のほうも、消費税増税だと自動値上げになっちゃうって議案書に危機意識は書いておいたから、そっち関連の質問で、電気代が節電したといってるけど上がっているけど??なんて管理費節減系にわりとつっこみが多かった。
修繕費の値上げの反対は、全戸の1割弱の50戸未満だったから、結局委任状と、議場でのほぼ全員の賛成を合わせて賛成率は90%。 ぎりぎりで可決するよりはできるだけ多くの賛成で可決されたほうが、あとでこじれないでしょうから、これはこれでよかったなぁと。
ってことでとりあえず無事に総会は終了したのでした。
管理費は、専有面積1㎡あたりだと156->144円に値下げされて、
修繕費は、同じく1㎡あたりだと、 118->248円に値上げされて、
全額が管理費にいっている駐車場代が同じく面積換算すると 98円ってのと合わせて、
一般会計側の収入が、144+98=242円/㎡ +駐輪場+ゲストルーム等
積立金会計の収入が 248円/㎡ で、合計が ~490円/㎡になったのでした。
(合計での値上げ幅は1㎡あたり118円です)
まだ削り代はあちこちあると思うけど、まずは修繕費のほうを安泰にしてから、管理費が消費税で値上げなしには回らなくなるのは、今後の課題ってことになりました。
次回まとめ編 ぴったり30回で完結だな。
よかったら、ぽちってください。別にやばいことは何もおこらなくって
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