積立式に移行とか、複数年契約への移行で、全く条件を悪化させることなく
お金を結構節約できますから。
例えば、うちのマンションみたいに、もともと収支殆ど一致
(支出が収入のほぼ100%でした)で、なにか予算をいれたら赤字になって
しまうようなマンションで管理士でも導入しましょうかという場合に、
まずはどこかを削ってお金を作らないといけないとなったときに手掛けやすい。
私が理事長・副理事長を務めた3年間に設立総会合わせて7回の総会を
実施して、46の議案を通してきましたが、1期の最初の議案が共用部の保険を
10年積立式に移行するというもの。
積立式保険っていきなり仕込むには、仕組みが難しい部分があるけど、
うちはもともと12期に大規模修繕が予定されているから、一時金で販売時に
集めた修繕積立金をほぼ全部つっこんで積立金にするには、1期にしか移行
のチャンスがなかったかな。
1.3% で1.5億を運用していて、もともとの掛け捨てとの差は10年で
2500万→500万になったから約+2000万。1戸あたり10年で4万円程度の
なにか他に使える会計の余裕をまずは作ったことになります。
共用部は通常 ”マンション総合保険”へ加入している。
もともとが”火災保険”なんですけど、共用部の保険はメガマンションだと、
あっちこっちいたずらされたりとか、風で植栽や高層階のお隣との隔て板が
ばきっと割れたとかの風害などでの利用が中心で、うちでは(まあ殆どの
マンションでそうでしょ)火事では使ったことは一度もないけど、
保険申請そのものは毎月のように起こります。
ってんで保険の話題でもうだうだーっと連載していこうかなと。
最初にDisclaimer (免責条項)からです:
● 情報は古いです
私が積立式への移行でいろいろ調べまくったのは
(取り寄せた資料で20cmとかの厚みになった:もう捨てちゃってるなぁ)
もう3年近くも前の話なので、保証利回りなどはその後大きく変わっています。
考え方の参考にはしても、数字や現行の条件などは当然自分で調べなおして
ください。
● 会社別の差異などは現在も同じであることを保証しません
ごく最近(今月?)とかにも、マンション総合保険は、大きな保険料の
引き上げなどがありましたし、会社ごとに新築は安いけど、経年数が
たつととても高くなる会社など、リスク細分化の流れで大きく変わって
きています。
私のブログでは会社名などは基本実名ですが、現行の条件の差などが
同じであることを保証するものではありません。
● 保険の”プロ”の人とはいうことがちょっと違ってくるはずです
共用部保険は結構設定が難しいもので、本来はそれを専門にする人に
設計をお願いすべきものです。ただし、当然のことながら、
『保険で食ってる』人は、『コミッション』を貰わないと食っていけません
から、 それを生業にしている人で、
『マンションの共用部に地震保険は不要』(これは私の持論です)
とかいいきっちゃう人ってあんまりいません。
私は理事会側から管理を見てますから、それで飯くっているわけではない分
また微妙にいうことが違ってくるかと思います。
この点の話はもっと現状や多くの会社の条件の差などを熟知した人が
ノウハウをブログなんかに書いていてよさそうに思うんですけど、
探してもあんまりでてきません。
---まぁせっせと貯めてきたノウハウは、『メシの種』ですから
公開しにくい部分もあるのでしょう。
決して専門ではない私が書いても、”理事会目線”なら意味がなくは
ないかなとは。
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ブログは
(1) 積立式の保険への移行の話と、
(2) 地震保険は不要って話が中心になってくるかと思います。
例えば・・・
地震による火災の保障には一部損はありません。とうてい考えられない
ような面積が燃えないと保障されないと思うのですが、地震保険を薦める
人は、地震の火災は火災保険じゃ補償されないよは言いますが、こっちは
詳しく語りません。まそんな細かい話が中心になろうかと思います。
# 前おきだけですごく長いな。(笑)
次回は、うちのマンションが、地震保険には入ってない
(311の後でも加入しようとは思わなかった)理由から。
よかったら、ぽちってください。別にやばいことは何もおこらなくって
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