文句は『管理組合宛て』で出してほしい | はるぶーのマンションヲタクな日々

はるぶーのマンションヲタクな日々

マンションのモデルルームがあるとたとえ外国でもふらふら入ってしまったり、
管理組合の理事会には思わず立候補する人って多いですよね。(多いはず)
なのにあんまり管理組合の苦労とかのブログって見ないので立ち上げてみました。

久々に管理組合ねたに戻ります。

 1期はあんまり滞在していなかったんだけど、2-3期は管理組合関連のパソコン仕事などは、絶対に家でやらないで管理事務室でやるようにしている。管理事務室は、防災センターもかねていてもともと4人の管理人さんの各々の机と椅子に、いつも2人いる警備員さんの滞在スペースもあって、非常に広いから1人くらい理事が入り浸っていてもそれ自身には問題はない。
 
 なんで管理事務室にできるだけいるようにしようとしているかというと、やはり管理の実態とか、どんな苦情・要望が多いかなんてのは、管理事務室にいて、管理人さんがカウンターで受け答えしているのをじっと聞いていないと見えてこない。
 
 例えば、管理人さんは最低1人はカウンターに常駐している規定になっているけど、管理人室に電話がかかってくることも多くて、その場合自分の持ち場を離れて電話をうけ、また戻ってくる形になるので、結構な距離を歩いていて、見ていてみるからに効率が悪いってのがわかったから、FAX電話に子機を買うつもり。
 まず住民に呼ばれてカウンターまででていくと、実は来客用駐車場の500円の申し込みだったとかで、室内の手提げ金庫を取りにいって、もってきてはいとやって、それから室内にまた金庫をもって帰るのを見ていて、レジスターをカウンターに置いた。
 管理人さんの人件費もただではないから、少しでも動線を考えて歩く距離を減らすのは、住民からみてもサービス応対時間の低減で意味がある。
 
 で、じーっと聞いていると多いのが、本当は管理組合にいわないといけない規約や細則の変更マターを、なぜか管理人さんに言っているというもの。
 
# よく、Twitter でやりとししているスーパー管理人”トホホ”さんの記事にもあったけど。一番多いのは、管理人が理事長印をもっていて、駐車場の契約書類にただちに印鑑を貰えると勘違いするもの。うちのマンションではそんなに簡単に理事長がつかまらないことが多いので(実は私は理事長だった2年間、マンションに泊まっていたのは年に100日程度だった、平日は戻ってこない)最長で、その週の週末まで理事長印は待ってもらうしかない。これ、あまりにパターン化していてうっとうしいので、定型文を作文して、
パターン**番はこれを印刷してはいっと渡してと業務は定型化した。
出張にでかけている理事長が、こんな印鑑一つのためにマンションまで戻ってくる義理はないわな。いくらなんでも理事長印をこんなくだらないことのために管理会社に預けておくわけにもいかない。
 
 理事長になった最初、なんでこの管理会社はなんでもこんなにこまごまと聞いてくるんだーとか思ったけど、”管理会社”が正しく仕事をした場合、”何かを決定する”権限はない。細かいことでも、規約だの、細則だのに関わる案件では、いちいち管理組合にお伺いをたてて決定するしかないわけ。
 案外理事でも ”管理会社は決定されていることをその通りに実施はできるけど、なにかを決める機能はない”ってのが理解できてない人が多い。
 
 当然普通にお住まいの区分所有者もそう。
規約”本則”に『自転車は駐車場への乗り入れ禁止』という規定が明記されているのに、なんで自転車で駐車場を通ってはいけないんだとかの苦情をなぜか”管理人”に向かっていってくる人多数。規約に書いてあるからダメですなんて管理人さんの説明が通じる相手ではない。管理会社が勝手に規約からはずれた運用できるわけはないよねぇ。
 
 ルールが実情にあってなければ、どんどん変更すればいいから、うちのマンション年に2回程度の総会で、毎回特別決議で3/4とか集めて規約すら変更しているけど、変更するまでは、例えどんなに非合理な規定だとしても、管理組合理事会が自分で規約を破ってしまったら、規約を守らない人に対してよって立つ根拠がなくなる。
 
 上の案件への回答は、『これは、管理組合のほうで規約本則を特別決議で変更してもらわないといけないので、管理人に言われても困る。要望を理事会あてに提出してください』と管理人さんが答えること。なぜかこわもての住民に怒られると、腰砕けになる管理人さんが多い。『私の判断では無理です』とはっきり言いきって、理事会あての要望シートと鉛筆をはいっと差し出すのが正解なんだけど、口を酸っぱくしていっても、できているのは管理人さん4人中2人程度かなぁ・・・
 
 住民も、管理組合理事会あてだと同じ住民同士で気がひけるのか、文句を管理人さんにエラそうな口調でいう人が多い。うちのマンションかなり年齢層若いから、たいていの場合管理人さんのほうが年上。クレーマー住人に限って、召使か使用人のごとくに勘違いしていて、自分より目上の人に向かって命令口調で話す人が多くて、なかなか理事会に苦情あるいは要望としては届かない。
 
 たまに理事会あてに要望シートがでてきても、住戸番号・名前が明記されてなかったりする。部屋番号が決まらないと、担当して理事会に付議する理事が誰もいないことになりますからどんなに一見いいことが書いてあっても、そのままゴミ箱行きにしてます。
 
● 規約・細則くらいは読んで現行規約・細則に反する要望かどうかは確認してから来てほしい
● 規約・細則に反する決定は、理事会といえどもできないこと(管理組合が直接民主制で定めることが大原則であること)の基本をまず知ってほしい
● その上で、管理組合にいわなければ変えようがないことを、管理人・管理会社レベルにだけ苦情だして、管理組合にはなにも要望をださないってはやめてほしい

ってとこかなぁ。
 
 妥当ではない管理人・管理会社への要望は知らんとか拒否して、管理組合に回してもpらうように習慣つけして頂くしかないかなぁ。
この意識改革にはまだまだ年数がかかりそうな気がします。


もしよければこちらをぽちっとお願いします
 ↓ ↓ ↓ ↓  
マンション ブログランキングへ