スピードアップへの警鐘 「スーパーおおぞら」の脱線事故 | haruふりーとーく ~season2~

スピードアップへの警鐘 「スーパーおおぞら」の脱線事故

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昨日北海道の石勝線(南千歳ー新得間)を走行中だった特急「スーパーおおぞら」がトンネル内で脱線停止、車内に白煙が上がり乗客が緊急避難する事故が起こりました。

負傷者は出たものの、犠牲者や重傷者が無かったのは不幸中の幸いです。



この特急「スーパーおおぞら」は札幌と釧路の間を3時間半程度で結び、昨年の5月に釧路を朝出発し、昼には札幌に着いて小樽散策と札幌で桜見物を楽しむ行程に大きく貢献、車内もヘッドレスト付の快適なシートが並び、指定席が満席だった事から人気もうかがえます。


一方でかつて5時間以上を要した同区間を1時間半以上短縮したようにスピードアップした車両に負担が掛かる事も否定出来ず、万一高速運転中に脱線すれば大事故になる事も否めません。


今回は最悪の事態は回避出来ましたが、避難誘導に問題があったとも報道され、今後の安全運行に生かして欲しいと思いました。


北海道内を走る特急列車はビジネス、観光客共に長距離利用者が多く、飛行機との競争の意味で重要な役割を果たしているので高速運転が必至なのは確かですが、気候や地形的にも厳しい地域を走るので整備や保線を万全にして欲しいと思います。


北海道内だけを走る夜行列車は全廃され、日中札幌から釧路、網走、函館、稚内などに向かう特急列車は長距離移動の重要な足なので今後安全運行を続け、多くの方に親しまれる事を祈りたいと思います。



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