読書及び映画感想文 その他いろいろ

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もうね 誰にも文句いわせない 自己満足 自己陶酔 自己批判 

とか言いながら、もしよければコメントしていただけたらとても嬉しく思います
よろしくお願いいたします

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感覚の世界って完全に人それぞれで十人十色なわけで
好きな音楽、好きな絵画、好きな形、好きな色、そして好きな人
他人にどうやって伝えて良いのかわからないけど、絶対に譲れない何かがあって、自分の中では無くてはならなくて、人生の歩みを支えてくれるモノって絶対あるわけ
それが、宗教哲学であったり政治哲学だったりすると国を揺るがす様な大事になってしまったりする

今の僕は身体に問題を抱えているので
いろいろな動きが制限され、今まで趣味としてきた多くのスポーツが出来ない状態なので、出来る事は自ずと絞られて見えてくるわけで
多くの趣味を持っていた方ではありますが
今の僕には音楽を聴くって事がのこりました
ライブでの生の迫力はまさに体感してナンボの世界
昔から好きでいろいろ足を運び、実際目で観て耳で聴いて、心震わせていました
同じライブは二度と無いわけで、その儚さもなんだかとっても素敵な事と感じています
ホントに邦楽洋楽問わずいろいろ参戦しました
しかしここ何年かは仕事中にラジオ聴いたりする環境もなく、あまりレコード屋に通う事もなく少し音楽から離れていました
知らないうちにね

そのうち身体に問題を抱えてしまい、病院のベッドで出来る事は音楽を聴く事でした
精神的に苦しい時に助けてくれたのは音楽でした
退院後すぐにしたのはライブハウスに行く事でした
マズは少し大きなハコでのイベントを友達がチケット回してくれたので参戦
久々に大っきい音聴いて震えました
そしてそこからドンドンと地下に向かって行く事になりました
なぜそうなったのか?
比較的近くのライブハウスでほぼ毎日のようにグループなり誰かしらが安い値段で観れて、ここから売れていってやるって向上心のある若手のパワーを目の当たりにしてたら自分もまだまだ凹んでる場合でないなと生きる為の活力をいただいたわけです

じつはアイドルに興味はほぼ無かったんで、どーしてもライブが熱い、バンドよりのグループが好きになりがちではあります
でもね
あるアイドルグループのある人に出会った時に一挙手一投足に目が離せなくなり声が聞きたくなりお話ししたくなってどーしょうも無くなった事がありました
好きって感覚では無くて、親の気持ち?(まだ親になってないんでわからんw)応援して見守ってあげたい
でもやっぱり可愛いんでお話しするのも楽しかったり
しかしながらビジネスなんで、お金は発生する
当然プライベートは別で、仕事としてライブしてる時にしか会えない
なんとも不思議な関係性
あーこれ、好きなサッカー選手を見てる時と同じ感覚かもって思ったんよ
当然ここは人それぞれな感覚なわけで
しかしそう思って応援し
CDをリリースしメジャーデビューしオリコンランキングも上々って時に、その子は脱退してしまいました

最初は喪失感が半端無かったわけですが
それ以前に自分の中にそのグループのライブの楽しさ、周りのファンとの信頼関係
大切なにかは確実に築かれていたわけで
その時には、情なのかしがらみなのか腐れ縁なのかそういうモノなのかと自問自答した時もありました
でも、残っているメンバーの覚悟や、ホントに、楽しそうにライブする姿をみていたら、やっぱりこのグループ応援してて良かったなって凄く心の深いところから沸々と湧き出るモノがあり
なんだ個人を観なくてもグループで観ててもこんなに良いグループじゃないかと改めて気付けたわけです

そしてワンマンライブが決定
そこそこの目標を設定していたんで
正直キツいと思っていた
運営やメンバーもどう活動して宣伝すれば良いのか右往左往してた様に思える
でもフタを開けてみれば目標達成したし
ライブの内容はテンションも高く素晴らし
い内容だったと思う
演者も観る側もそれぞれが集大成をここでみんな出してしまおうってのがホントに上手くリンクして最高のパフォーマンスだったと思う

今後もあのレベルを維持、いや超えて行けばドンドン上に行けると思う
現状維持を狙って立ち止まったら終わり
常に前に進んで行かないと
あれで満足したら成長出来ないと
まだまだ通過点
少し先の目標を設定してまた一歩一歩進んで行って欲しいです
応援してます
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今年も、たまーにブログ
書いていこうかな

あんまり時間なくて本読めてないのです
映画もパッとしないなぁ…
好きな音楽についてでも書こうかな?

今年の目標は先ず身体治す事を最優先だな

しかし治るんかなぁ…もう一年以上松葉杖ついてるしまともに動けてない
心折れそうだぜ(`・ω・´) なんつって


強さと優しさの象徴であり
憧れのポニーテール
近くて遠いと思っていた存在は
こんなにも傍らで暖かく包んでいてくれた
ずっと暖かい眼差しで見つめていてくれた
優しさにもいろんな形があるんだなと
こどもの時は自分はどう感じていたのだろう…記憶はあやふやだけど
この本読めば、グルグルと頭の中をいろんな事が思い出されると思う
そしてそれを臨場感たっぷりに、いや、それどころかタイムスリップした様に書けるこの作者は、あの日から成長してないのか?それともあまりにも鮮明に覚えているのか?
心の細かな動きがしっかりと伝わってくる
当時の自分と重ね合わせる事が出来ると思います
素晴らしい一冊でした


この作者 重松清 さん
めっちゃ好きな作家さんで…
「その日のまえに」って作品も、ちょうど身近に若くして癌で亡くなった友達が居たので、ボロボロになるほど泣きました
全部思い出してしまった上に、あーしとけばよかったとか、こーしてればよかったとかホントに頭をよぎった
その日のまえに、伝えておくこと、整理をつけておくこと、秘密にしておくこと
すべてを判断して行動する
自分で決める
自分が居なくなってから、また誰かがフと思い出してくれる瞬間
切々と紡がれております
自分が入院してる時に読んだから破壊力倍増でたまらんかった一冊でした




重松清さんは

みんな誰でも通った道
知ってる道を
大人になっても見失って無い人

みんなすぐに忘れてしまうものなんです
悪い事でなくて、当たり前の話なんです

でもそこの部分を大事に抱えてふんわりと思い出させてくれる
優しい優しい作者さんだと感じました



スロウハイツの神様
辻村深月
読後感想文

上下巻になる長文小説
作品が映画化されてるとか結構なビッグネームな人ですが、実は初めて読みました
まぁある人からお勧めされて読んだわけで
その人とは趣味が合う感じだったので
正直ハードルあげて臨みました

結果
期待は全く裏切らず
他作品もすべて読みたくなりましたとさw


椎名町でアパートにクリエイターが集まって生活していく中で起こるいろいろなエピソードを書いたお話なんですが
その時点で、設定これトキワ荘やん!って思ってすぐ引き込まれました
ちなみにわたくし藤子不二雄A先生ファンでトキワ荘には憧れがあったわけなんです

似たよな年齢のクリエイターの卵が集まれば、当然、先に売れたり書いても書いても売れなかったりと差がついて葛藤があったり…

最初の方はドラマチックな青春を描いた作品なのかな?と思い読んで行くと
おや?もしやコレはミステリーなのか?と思ったり

進むに連れて、いろいろな要素が最初のほうから散りばめられているのが徐々に表面化していく

文体としては最初にヒントを散りばめておいて伏線を回収して行ってエンディングにむかうミステリータイプ
whodunitな感じであります

ただ登場人物の描写が最低限ではあるけど設定をすごく細かく設定してあるんだろうなと感じた
その人の雰囲気、仕草、スタイル
すべて頭に自然と浮かんだくる感じでした

途中までは、あるよなーって思うギスギスした感じになるわけですよ
個人個人の気持ちがあって、衝突して逃げてしまったり

けど主人公が一貫して全くブレなかった
まさに一家の大黒柱であった

屋台骨は揺らぐこと無く、みんなそれぞれ考える事もあり一人一人とアパートを巣立っていくが、それは最終的には全員が前に進む土台となったわけです

途中までのミステリー感から
人の心の動きを表現していく様に徐々にシフトしていく

そしてポジティブなハッピーエンドになるわけで、読後にはなんとも、言えない清涼感が残りました

素晴らしかった

この、作品でテーマにもなってるんですが
アーティストの作品は、本当に他人の人生を変えてしまうパワーがあるって事
それを糧に生きていける人がいるってこと
これは本当にわかるし、実際自分もどれほど助けられた事か…
こんな人間になりたいなって本気で思いました

冒頭の、お久しぶりですの言葉にはこんなに沢山のストーリーがあって、心から伝えたい言葉だったんだなと、最後の方で分かると、もうめっちゃ泣けた
素晴らしい作品でした

そして読後にネットで作者の事をいろいろ調べてみたわけです
どうやら作品にはスターシステムでいろんな作品にリンクがみえたりするらしい

というわけでamazonや古本屋でいろいろ仕入れましたがな

綾辻行人が好きな作家であると公言してるらしい、って事はやっぱり文体的にはなんらかの影響はあるわけで…
暗くなり過ぎずポップにもなり過ぎず
とても良い作品を読めたと思います

ハッピーエンドにほっこり出来る作品です