ハロルドのブログ

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ウィークデイは街乗りバイカー♪週末はハードロックギタリスト♪

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脅威のライテクと超絶のバカテクと..突き抜ける3オクターブ。

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Amebaでブログを始めよう!
とりあえず
大丈夫だったんだけど

京都のあまりにも‥な
人生の幕引きを思うと
ま、なんにせよ
準備もできるだろうし
うろたえず
あわてず
とりみださず
粛々とやることやろ‥って
思ってたから。


頑張ってみます。








久々に顔を出して
キョロキョロして
隅にこっそり置いていくけど


25日に健康診断で
行った病院のドクターに
右肺下部に少し気になる影があるから
CT撮影、精密検査をすすめられた。


わたくし、
こっそり自営業も続けてるので
ご依頼いただいた仕事の約束もあり
病院をあとにして

今日、カミさんのクリニックで
お世話になってるドクターに
あらためて院内でレントゲン撮影したあと
読影してもらったら


やはり
CT撮影の月曜予約となりました。



あ〜なら どうしよ
こ〜なら どうしよ

結果も出てないのに
しょんぼりすることも
気に病むこともないんだが


想像肺がんモードに
入りました。


こんな幼いこどもを残して  とか
なんにもできない専業主婦のカミさん とか
立ち上げたばかりの事業で抱えた借金とか
返し続けていかなければならない奨学金も



なんにもない



バイク事故とか
少しつらい闘病とかで
なんにも準備できなかったり
取り崩した保険も
それなりに見直したから

カミさんが困ることは
たぶんない。



性格や経験上
もし病気だとしても
自暴自棄になることも
ひとにあたることも


なんにもない




ただ‥







自分で自分の後始末をしたくても
できる体力がなくなったときに
途方にくれる自分が想像できるから





見つけられたら困るVHSとか
フォルダーとか
そういうものは
この際、処分することにします。



断っておきますが

変な思考も嗜好も趣味もない。

わたしは変態ではない、







マニア と言っていただきたい





ためらわずに
迷わずに捨てる


こういうのを
身を切る改革、
構造改革っていうのかしらね



あとは

信頼できる友達に

iPhoneを
たたき潰してもらう安全保障条約の
再確認、協議をします








介護の搬送関連の仕事をしてて
ある超有名企業の創業者のお身内を担当することとなり
病院からの退院時にずっとご指名いただいた。
入院時はおそらく救急車搬送だから
退院時は移動式ベッド、ストレッチャーで
病室からご自宅までお連れし
ベッドに横になられるまでを受け持つ。

お身体の下に
テント生地の布担架をカラダの向きを変えて差し込み
反対にカラダの向きを変えて全身をカバーし
一気に動かすのではなくベッドサイドに少し動かす。
これを自分を含めた最低3人でするんだけど
わたしは頭部を担当し
お手伝いいただいた看護師が手を離した最後に
そっと頭を着地させる。
産まれたての赤ちゃんを
そっと渡してもらって抱くようにする。

移動する際、
たとえば普通にストレッチャーを押してても
廊下の継ぎ目、エレベーターの継ぎ目
わずかな段差もスピードを徐行し
衝撃を感じないようにする

クルマに乗り込むとき
降りるとき
ご自宅に入るとき
気がつくところは
すべて気をつけて
目的地にお連れする


なにを作ってるわけでもなく
なにを創造してるわけでもないけれど
ご家族にとっては
なにものにもかえがたい大切なひとを
搬送するという意識。

よほどのことがないかぎり
決してクチにはされないが

ここはもう少し気をつけて欲しいな

ってところがひとかけらも
あってはならない。


こんなところまで気を配るんだ‥

って仕事をしなければ
ひとの胸はうたない。


繰り返しご依頼はこないのである。


時間が空いてるなら誰でも良い。
安ければ誰でもよい。


そうではない。


品質の高い仕事
丁寧でこころを込めた仕事を
相手が認めてくれてこそ

指名された依頼がくるんだと思う。


えぇ、わたし‥

盛大に自慢しますが

わたしは認めていただいたと思います。



ご自宅で息を引き取られる最期の自宅搬送まで
わたしが心をこめて担当いたしました。



では、

この方だったから
特別慎重にしたかというと
そうではない。
誰にだって公平、平等に
同等品質の接客をします。

あたりまえですが。


ひとによって紙幣の価値が
変わらないのと同様に  
接し方も扱い方もかえない。


けれど
100人みてきたひとに認められるより
1000人みてきたひとに認められるほうが
嬉しいし自信になる。
イチローや山中教授に認められるより
1万人みてきて10万人の家族を支えるご家族に
認められるほうがいいにきまってる。


もういい?


そう、

オレはそういう仕事のできる
こころのあたたかいおとこなんだよ。



問題なのは
息をするようにできないことで
全部計算してすることなんだ。


さあ‥本題。



‥。



その方の奥様は
もちろん御高齢なんだけど
おっしゃることも服装、アクセサリーを含めた身だしなみ、お化粧も
一切華美ではありませんでした。

そのご子息、
仕事の合間か、お休みをとられたのかは
存じませんが
生地のよい
仕立てのよいスーツをお召しになられてませんでした。
そのご子息の奥様、
高額であろうお召し物などされてませんでした。
指輪も時計も。
ネックレスはされてなかったかな。
お鞄めシャネルでも
ヴィトンでもエルメスでもない。
ご自宅もシンプルに
清潔にまとめられてました。


そこにあるのは


わきまえた、つつましやかさ
品の良さ


その会社の創業者一族だからこその
好奇の目や関心の持たれ方も
されるでしょうし
だからこそのプレッシャーや責任も
大きくて重たいだろうし
そのご子息はその会社でお仕事されてない。
そういうことを知ると
このご家族の偉大さに
おそれおののきました。

このご主人と奥様
そのご子息と奥様

教えてもらわないと
絶対わかりません。

受け継いだものを守り
完璧な子育て、上質なご夫婦を
一度に二組見た。


その方が
どういう方なのか?

わたしはそのご家族から
きいたわけではありません。
病院関係者、同業者からでもない。
誰からきいたか
書けません (笑)



このご家族に関われるお仕事を
担当させていただいて良かった。
人間というものは
こうでなければならないって思った。


医者であれ
弁護士であれ
企業経営者であれ
親の仕事や収入を超えると

持ち物や生活が派手になる。

育ち方、育てられ方に品がない。

ちゃんと育てられると
ちゃんと育ち考えて
この品の良さが


まさに身につく


を実感しました。



とんでもないレベルの勉強を
させていただきました。


だから

おちゃらけた
ふざけたブログが


書けなくなったのよね。