実に4年ぶりの更新になります。
もうこのブログを読んでくださる方も少ないのでは・・・と思いますが、
心の整理のために更新します。
まず、私の最近についてです。
現在、43歳。
昨年に生理が完全に止まりました。
それまでの数年は、周期が乱れ
短く終わることもあれば、だらだらと長く続くこともあり
いわゆる世間での”閉経直前の50歳くらいのみなさん”と
同じような状況でした。
「生理が半年、来なくなったら受診を。」と勧められていたので
受診することを決め
かつて主に通っていた大学病院ではなく
職場から通いやすく、以前、注射のフォローをしてくれていた
不妊治療専門のクリニックを訪ねました。
ちなみになぜ、生理が半年来なかったら受診かというと
一般の人よりも10年近くも閉経が早いと
その後のがんや成人病発症のリスクが高くなるためです。
久しぶりに訪ねて行ったクリニックには、
私がかつて通院していた時と同様に
たくさんの妊娠希望の方で溢れていました。
診てくださったのは院長先生。
私のカルテを確認しながら
不妊治療を受けてきた歴史を共有し、
優しく寄り添ってくれました。
その会話の中で出てきたこと。
それは
「なぜ妊娠しないのか。」
「どうやったら妊娠できるのか。」は
「なぜ人は老化するのか。」
「どうやったら老化しなくなるのか。」と同じくらいに
答えが見つからない難しい永遠のテーマ。
人類はまだその手掛かりにもたどり着けないという話。
私が通っていたころにセンター長を務められていた先生は
すでに退任し、別の病院へ。
私が受けた卵巣を摘出し、
凍結後に一部を体内へ戻すという臨床研究は
すでに行き詰っているということ。
不妊治療の主流は、海外での卵子提供に移ってきているのだそう。
私も興味があるならば・・・とのお誘いもいただきましたが
40歳をとうに過ぎてしまった自分の年齢、
当時、ダンナ君とあらゆる選択肢について話し合い、
二人の血を引いた子供のことだけを考えるという
結論に至ったことから辞退させていただきました。
凍結卵巣を体内へ戻る臨床研究はいまだに続けられているようで
このブログを見てくださっている方の中には
まさに治療中という方もいるかもしれません。
病院では、成功する確率が低いとの説明はしてくれますが
藁にも、神にもすがりたい思いでいるときには
どうしても”自分にとって希望の持てる話”に重きを置いて
聞いてしまいがちです。
限られた時間の中で
できるだけ多くの方の思いが叶うことを願っています。