星が瞬いていた



いつもの夜空の



数倍の煌めきで



そう



星は瞬き煌めくということを思い出した



おばあちゃんの四十九日法要の前日



深夜についたおばあちゃんの家



幼き日にも、その星たちをみていた



明け方に



眠る私にそえられた手は



小さくしわの深いとても優しい手だった



何もしてあげられなかった私に沿えられたとてもとても優しい手



おばあちゃんの手



涙が流れる



ありがとうという気持ちだけが涙になって



哀しいのではなく



感謝の気持ちが頬を伝う



おばあちゃんありがとう



わたしに繋がれたいのちに大いなる感謝と慈しみを