仕上がった基礎の上に土台・大引きを組んで、床組工事をします。
基礎幅は150㎜。基礎高さは435㎜。
一般的な基礎よりも大きいです。
土台です。県産材の桧を使用しています。4寸角です。
基礎に墨出しをして、土台にアンカーボルトの穴をあけています。
城東テクノ株式会社
の基礎パッキンと鋼製束を使用します。
ロング基礎パッキンを基礎に並べ、土台を配ります。
基礎パッキンの繋ぎ部分にも、気密のジョイントを忘れずに入れます。
JOTO基礎パッキング工法にある、セットするだけで耐荷重をアップさせるKPL補助板。柱直下で使用します。アンカーホール部分にセットするだけで、耐荷重を7トンにまでアップさせる(通常は3トン)
以外と、他のハウスメーカーや、工務店では使われていない物です。
アンカーボルトに土台を固定していきます。
大引きに鋼製束を立て、根太ボンドと、コンクリートネイルで固定します。
この時に、調整や、固定が甘いと、床鳴りの原因になることもあります。
補強の根太を部分的に入れ、床組完成。
ホウ酸系のモクボーペネザーブ
というものを今回使用しました。
土台・大引きなど桧を使用しているので、白蟻消毒の必要はありませんが、
予防という意味と、防腐効果もあるので、床組のみ塗布しました。
土壌消毒はしてありますし、JOTOのキソパッキング工法のシロアリ保証制度
に加入してありますので、安心です。
ゼロエネ住宅なので、断熱材も通常よりも厚いものを使用します。
この厚みの断熱材は寒冷地仕様です。このあたりの地域ですと、通常ならば50㎜~65㎜くらいの物を使用している会社が多いですね。
断熱材の性能もありますが、今は基礎断熱工法と、床断熱工法と、2種類に
工法が分かれます。
シロアリ対策や、メンテナンス性を考え、当社では床断熱工法を採用してます。
大引きに断熱材をはめていくのですが、落ちないように、ピンを留めます。
一枚一枚手作業で丁寧に断熱材を敷きこみます。
浴室部分は、ネオマフォームの35㎜を土間に敷きこみます。
一般的に24㎜を使用している会社が多いようですが、
たった4㎜でも厚みが違えば、強さが変わります。
釘の種類や、留め付ける間隔も決まっています。
墨出ししてあるので、まっすぐ釘打ち機を使って釘止めします。
留め付け間隔や、釘の種類・長さなどフラット35や、長期優良住宅仕様で決まってます。
養生シートで雨が降っても大丈夫なように完全に塞いで終了。
この後、足場工事になります。
家の土台・床組工事は、耐久性のある樹種を使って、長持ちすることが大切です。
木造住宅では、白蟻が怖いので、その対策や、メンテナンス性も考えて、床断熱工法にしました。ネダレス工法にしたのも、剛床工法と言われるだけあり、厚い構造用合板を張ることにより、床鳴りを防いだり、床の強さを増して、地震に対しての強さを発揮するためでもあります。
見えなくなる所ですが、後々リフォームするのは、大変難しい場所だからこそ、良い材料を使って、良い施工をすることが長持ちする家造りには欠かせないです。
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