当ブログは映画専門ブログなのですが、私の住む愛知県で開かれる万博がもうすぐ始まりますので、すこし映画からは脱線して万博にこられる方のための小技などを紹介していきたいと思います。


まず、私と万博会場について

現在万博のメイン会場となっている場所は、その昔、青少年公園という名前の自然公園でした。広大な敷地を活かしたサイクリングコースを有する公園で、家から車で20分という立地条件だったこともあり、子供時代には家族でよく通いました。アスレチックやゴーカートなどもあり、子供の目からみたら天国のような公園で、青少年公園に行くと言われれば目を輝かしたものでした。さて、その青少年公園には現在の万博を予見するかのようなある建物が建っていました。あの公園を知っている方ならば皆ここであぁ、とうなずいたことでしょう。そう巨大な芋虫のような外観をもった奇妙な建物、その名も「ロボット館」です。このロボット館は1971年の大阪万博にパビリオン出展していたフジパンロボット館をそのまま移動させたもので、デザインビルというものがまったく存在しなかった当時の建物の中では異彩をはなっていました。そして一歩建物の中に入ると、薄暗い照明の中に動くのだか動かないのか分らない奇妙なロボット達が次々と陳列されていて、明るく自然に包まれた外の風景とは対照的な淫靡で怪しげな江戸川乱歩を彷彿をさせる世界が広がっていました。その異世界さながらの館内をさ迷うように歩くのですが、その時の私はラピュタ内部に入ったパズーになりきっていたのを覚えています。
そして2005年現在、あのロボット館があった長久手会場では最新鋭のロボットが日本中から集まって、その進歩を競い合っているのです。

そんなこともあって万博会場に足を踏み入れた私は、34年を越えるロボット達の奇妙なめぐり合わせに思いをはせたのでした。

大阪万博にあったフジパンロボット館の記念切手



<さて、なんの小技もお得な情報もなくその1が終わってしまいましたが、シリーズで続けていきますので、これからも読んでくださいね。>