エコチャレンジ | 張り子人形のやま

張り子人形のやま

張り子人形と、紙を主な素材とした立体抽象作品を制作しています。

現在私は、張り子を作る際の紙には、市販の和紙を使用しております。


しかし、色々調べてみると、クラフト紙や新聞紙、変わったものでは古い文庫など、結構様々な紙で張り子は作られているようです。

江戸時代には、反古紙が豊富な城下町で、張り子の制作は盛んでした。


そういった紙で張り子が作れれば、環境にもコストの面でも優しい張り子が作れます。

そんなわけでレッツチャレンジ。



山田明香のブログ-新聞
今回は新聞紙とクラフト紙を使用してみることにしました。

宮島張り子の制作者の方がこの2種類の紙を使用されているそうですが、細かいやり方は不明です。


和紙より厚く、液体が浸透しにくいことを考え、しばらくボンドを溶かした水に新聞紙を浸けてみました。



山田明香のブログ-エコガメ
凸凹が少なく、比較的張り込みのし易いリクガメを作って試してみることに。

最初に水に浸けておいたクラフト紙を型に敷き



山田明香のブログ-エコガメ完成
ふやけたようになった新聞紙をちぎりながら型に押し付けます。

それでも新聞紙は和紙よりは固いため、少しやりづらいです。

複雑な形の型で作る場合は、揉むなどの工夫が必要かもしれません。


これで数日乾かしてみます。