「疎開保育園を受け入れるとき、村は全員反対。」それでも信念で行動した人がいた。 | 働くママ(SOHO編)

「疎開保育園を受け入れるとき、村は全員反対。」それでも信念で行動した人がいた。

8/15の朝に、NHKの「おはよう日本」で、かつての蓮田市にあった「疎開保育園」が特集されていましたね。

私は、戦争の本質を知る貴重な番組と感じました。ぜひ、下記で動画をご確認ください。

戦時下の乳幼児の命…証言で明らかに
太平洋戦争のさなか、『乳幼児』たちの疎開先となった保育園がありました。そうした『疎開保育園』が映画にもなったことで、地元では 証言を集め、当時の状況を明らかにする動きも始まっています。

 

戦争や震災など過酷な環境では、生き抜くために、個々が「正しい選択」をします。

戦時中の食糧難で疎開保育園を受け入れることに反対した村の決断も、村八分を恐れずに食料を提供した人にも、等しく「正義」があると思うのです。

 

そのうえで、「生存が脅かされる脅威と過酷な環境で、自分だったらどちらを選択するか?」と自問自答します。

何を守り何を捨てるかという覚悟を持てば、いざ激流に巻き込まれた時に自分の理想とする行動ができるかもしれません。

そして、それは日常の自分の行動を振り返りながら、争いを平和的に解決するための着実な積み重ねと信念に繋がってゆくと私は思います。

 

「怒り」や「不安」は何も生み出しませんが、個々が理想へ一歩踏み出す勇気がそれに抗う力を強化します。

もし、私のなかにそれがあるなら、そして多くの人にそれがあるなら私たちは失敗を繰り返すことはないし、「あの日のオルガン」のように守られた命は、蓮田ばかりではなくそこかしこに存在したでしょう。

それこそが「救い」のように感じます。