先月初めて田植えを経験しました。
今まで馬鈴薯、玉葱などいろいろな作物を植えましたが、やはり稲は特別な感じがしました。
まず裸足になり田んぼの中に入ることに少なからず抵抗を覚えます。いい年齢のおばさん(私)がキャーとかワァー、ギャーなど叫びながら水の中に恐る恐る足をつけ、少し慣れたところで小分けにした幼苗を手に持ち、泥の中へ植え付けました。ところが前日の雨でなかなか上手くいきません。悪戦苦闘しながら、どうにかこうにか植え終わるとほっとして、一緒に作業していた方々と和気あいあいとした雰囲気になりました。
昔の共同作業の良き一面を想いました。
足も手も泥だらけの感覚は子どもの頃に初めて海辺で遊んだときに似ています。
便利過ぎる世の中で失われる「労苦と喜びの関係」を心に留めて、自分が直に見ること触れることに、もう少し重きをおいて生きていけたらと思います。
ご近所の水田 7月9日現在