人生の終わりをどのように迎えるかという問題はあまり考えたくないと思っている方が多いと思われます。誰にでも死は必ず訪れるものです。


元気で生活し、やるべきことをやり終え、思い残すことなく、また寝込むことなく、この世をされたら幸せです。いわゆるピンピンポックリPPPです。それが理想ですが、誰しもそうはいきません。


どのような終末期を迎えるかが大きな問題です。


中には事故や災害に遭い、この世を去る人もいます。脳血管障害や心臓疾患により植物人間状態になり、延命治療を受けている患者様もたくさんいます。意外と知られていないのが、延命治療には、保険適応がないということです。差額ベッド代や嚥下治療での栄養剤の注入や、酸素マスクなどは治療行為でなく保険適応はないとの事です。延命治療に入ってしまえば、途中で、器具を外すことはできません。殺人罪に問われるからです。


このことを知ったうえで、元気な内に、家族、親せきと延命治療をするのか、しないのかを決めておくべきなのです。本人の意思が最優先されます。器具を付けてしまってからでは間にあいません。差額ベッド代だけでも一月三十万円はかかります。


家族で話し合いを持ちましょう。