幼稚園に行きたがらないムスコに、文字どおり悪戦苦闘しながらも、何とか園まではたどり着きました。

でも門をはいっても、教室にはいろうとしなかったり。先生がお声をかけてくださって、ようやく靴を履きかえる毎日でした。

朝、登園してムスコのトイレに一緒に行ってもどったら、2歳児クラスの主任の先生に「ちょっと、こちらへ」呼びとめられ、

「お母さま、お母さんになってください。」
教師はわたしたちがいますので、それで十分です。
お母さまは、お母さまになってください。」

とおはなしがありました。
今でもそのシーンをはっきり思い出せるくらい強烈におぼえています。

「あなたはお母さんじゃない」と言われたように感じて、とてもショックでした。

ただ、そのときのわたしは、
「わたし、お母さんだし。。。」
と先生のことばに反発してその意味が分かってなかったんですね。

先生がわざわざおっしゃってくださったので、何か必ず意味があるとは理解していたけど、否定された感でショックもあり、もんもんとする日々でした。






つづく。