アスパラの秘密①

日本と海外の良いところどり育児で

日本の良いところといえば・・「食」でしょう！！

農学博士じゅんちゃんによる・・

食育コラム第2段！！

「アスパラの秘密☆」

　　アスパラの緑色と白色の違いはなに？

春になると、畑からニョキニョキと顔を出す緑のアスパラガス。

北海道では今が収穫の最盛期です。

暖かい日が続くと、一日に10cm以上も伸びることもあります。

刈り取らずにそのまま放置しておくと、かすみ草のような細い枝葉を

伸ばしてこんもりと生い茂り、人の背丈ほどにまで生長します。

　アスパラガスは、地中海沿岸地域やヨーロッパ南部が原産の多年草です。

　雄株と雌株があり、雌株は秋に小さな赤い実を付けます。

　十分に茎葉を生い茂らさないと、翌年には元気の良い若芽が伸びて来ません。

　春先のアスパラガスがぐんぐん生長するためには、

　前年に太陽をいっぱい浴びて地下茎に蓄えた、

　イヌリンという多糖類の一種がエネルギー源となっているのです。

　スーパーマーケットなどに行くと、生のグリーンアスパラガスを

　よく目にしますが、最近は生のホワイトアスパラガスも出回っています。

　一昔前には、缶詰に入った茹でたホワイトアスパラガスをよく見かけました。

　ところで、これら色の違うアスパラガスは、品種が違うものなのでしょうか。

　ホワイトアスパラガスは、生育途中に日光が当たらないように、

　土を盛るなどの遮光をして、軟白栽培したものなのです。

　このため、グリーンアスパラガスに比べると、

　カロテンやビタミンB群は少なくなっていますが、

　他の健康成分には大きな違いはありません。

　どちらを選ぶかは、好みや料理の種類によっても変わってきます。

　緑と白、どちらのアスパラガスがお好みでしょうか？

⇒前回の「小豆パワー」 はこちらからご覧いただけます