私が悪性リンパ腫と告知されるまでのいきさつについて、
書きたいと思います。

なんか体にしこりあるんだけど、
がんだったらどうしよう!?
と心配になって調べていくうちに、このブログに辿り着いた方もいらっしゃるかもしれません。
わたしも、同じ状況だったとき、
涙目になりながらたくさんの悪性リンパ腫の方のブログを読み漁ったものでした。
参考になれば、と思います。



2015年3月中旬。
お風呂上りにほろよい白いサワーとともに海外ドラマ、フレンズを観るという至福の時を過ごしていました。
(フレンズ大好きすぎてDVDコンプリートBOX持っています)
ジョーイウケるー!
how are you doingきたー!
なんてひとりでケラケラ笑い、
しっかし肩凝ったなあと思いふと左肩を揉んでみると。

『あれ?なんだろ、しこりがあるなあ。』

このとき、はじめて左鎖骨上のしこりに気が付きました。
わたしはひっどい肩こり持ちでよく自分で自分の肩を揉むので、
鎖骨上のしこりに気付けたのは早い方だったと思います。たぶん。

気味わるーと思いましたが、
一年前の夏に右の股関節にしこりができて、
一週間くらいでしれっと無くなってた事があったので、
まあすぐなくなっるっしょ音符と軽く考え、
またフレンズでケラケラ笑うのでした。


それから、一週間ほど。
母が用があってわたしの職場近くまで来るとのことだったので、
一緒に夜ごはんを食べました。
食べながら、母に最近の私のことを報告しようとしたとき、
あっ、そういえばと思い、
『お母さん、なんかここにしこりがあるんだよねー。』
と母にしこりを触らせました。

母は、触りながら、
『わ!ほんとだ。でも、癌って固くて触っても動かないっていうけど、
おてものはそんな固くないし結構動くし、たいしたことなさそうじゃない?
まあ、一応安心するためにも病院行ってみたら?』
との返答。

(※あとからわかったことなのですが、
他のがんがリンパ節に転移したものは、母の言う通り固く、触ってもがっちり動かないようなのですが、
悪性リンパ腫の場合はそこまで固くなく、触ると動くのが特徴だそうです。)


今思うと、このとき母に『そんなん病院行くほどのものじゃないよ!気にしない気にしない!』なんて言われてたら、
ずっとしこりを放置していたと思います。
病院に行くように言ってくれた母に感謝。

そして、母の言葉を受けて、次の休みに病院に行くことに決めました。
その夜、スマホで「首 しこり」と調べてみると、
がん、の文字がいっぱい。
絶対違うに決まってると自分に言い聞かせて、
すこしもやっとした気持ちで寝ましたもやもや



3日後。
休みの日に、家から2分以内で着く近所の小さい内科へ行きました。
ここの病院は、社会人になって一人暮らしを始めてからずっとお世話になっていて、
優しくてにこにこのおじいちゃん先生なので大好きです。

しばらく待って、
おてもさ~んと呼ばれ、
診察室へ。

『しこりが出来ちゃって…』
と言うと、
にこにこおじいちゃん先生の顔が急にきりっとして、
びびるおても。
ちょっと触らせてねと言い、
わたしのしこりをにむにむ触る。

ちょっと考えた後、
いつものにこにこに戻って
『ばい菌が入ると腫れることがよくあるから。抗生物質飲んで、様子見てみましょうよ。』
と言われ、一週間分の抗生物質の薬を受け取って、病院を後にしました。

やあ、あの先生のみたことない“きりっ”はちょっと怖かった笑
どきっとした。
きっと、癌かもしれないってなって先生に何らかのスイッチが入ったんでしょう。


そして、一週間薬を飲みましたが、
わたしの「これで消えてくれ」の思いは届かず

むしろちょっとばかし大きくなってしまったんです。そしてちっこいのが増えたんです!またしても首に!!!これはこわい滝汗


にこにこ先生もこれにはnoにこにこで
『もっと大きいところで診てもらいましょうよ。』
と言い、
(『~しょうよ。』は先生の口癖。)
総合病院へ移ることなったのです。



つづく。



おてもokame