才能を伸ばす指導者 | 自分を育て未来を創る暮らしつくり☆GrowLife moto

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39才からの自分探しで見つけた『自分を育て未来を創る』、思考の創り方と暮らし方をつづります。

「笑声で始まる暮らしのオーガナイザーを目指し勉強中~」
”優しい自分時間をデザインする”を提案、笑声を届けるライフオーガナイザー見習い中のmoto☆です。


今日は電車の遅延もなく会社に行き、無事に帰って来れホッとしました。

雪が凍ってしまって滑りやすい歩道が多く、歩くのに一苦労しました。

踏ん張って歩いたので筋肉痛にならないといいけど~~


新聞で心に響く記事があったので紹介させて下さい☆



読売新聞 114日朝刊 17ページ くらし 

医療ルネッサンス No5489 難病とともに 私の物語 6/6

「イップス」選手の立場で



2003年に日本文理大野球部を大学日本一に導いた、同大学野球部監督・中村 寿博さんの指導方法に関するお話でした。


中村さんは「イップス」という症状で、優秀な成績を残した選手ったにも関わらず、選手ではなく指導者の道を選びました。


(イップスとは

 特定の動作時に、意思に反して筋肉に力が入るジストニアという病気の一種で、ゴルフのパット時

 んい起きることでよく知られている。

 原因不明だが、過度のストレスが発症や悪化につながる。

治療薬として、抗コリン薬などが効く場合もあるが、眠くなったり反射神経が鈍ったり

するので、スポーツ選手には使いにくい。

投げ方を変える、ポジションを変えるなどの対策を早めに行うことが大切である。

気持ちの問題と誤解する指導者は多く、同じ練習を繰り返させ状態を悪化させる例が少

なくない)


私は「イップス」という症状は今回の記事で初めて知ったのですが、調べると他の種目のプロで活躍さてれる選手の中にも、同様の症状を持つ方がいるのがわかりました。


中村さんの指導する大学で、イップスの経験がある部員は、軽い症状を含めると2割以上いるそうです。

素早く症状を見抜き、練習でも苦手な動作をさせないなどの対策で改善する選手が多いそうです。


中村さんは野球を始めた小学生の時に自分で症状を自覚し、以来投げ方などを工夫して才能を伸ばしてきたそうです。

自分の病気と向き合い、客観的に見れる小学生はなかなかいないと思います。

そんなご自身の経験があったからこそ、選手の気持ちと対処方法がよりわかるのかと思います。


ただ、経験がなくても「相手の立場で考える」ことは出来ます。

どれだけ相手に寄り添えるかはどんな状況でも、大切なことだと思います。

私が携わっているお片付けの作業も整理収納スキルの前に、どれだけお客様の立場になって

考えられるか、お客様に寄り添えるかが重要だと思います。


「相手の立場で考える」スキルは、年齢・仕事関係なくこれからの時代を生きる上で大切なスキルだと私は思います。




紙面には中村さんの福の神(えべっさん)のような素敵な笑顔が掲載されてますので、機会がありましたら是非読んで見て下さい。

最後に記事で私が一番感動した中村さんのお話をそのまま記載します。


「たとえ完治しなくても、個々の才能を伸ばせる環境を提供するのが指導者の役目です。

 イップスの投手にはゴロを処理させない内野フォーメーションなど、様々な試みを続

 けたい」


先日大阪の高校で起きた悲しい事件の指導者ではなく、中村さんの様な相手の立場で考え選手の才能を伸ばす真の指導者が増えればいいですね^^