手術?陽子線治療?予防的頸部郭清術必要?治療の選択に悩む・・・ | 【舌癌闘病記】Be a happy family ~がんを克服して幸せな家族になるぞ~

【舌癌闘病記】Be a happy family ~がんを克服して幸せな家族になるぞ~

読んで頂きありがとうございます。
このブログは、私が舌癌の告知を受けメンタルがかなり弱っていた時期に、たまたまこのアメブロで同病の方のブログを拝見し【とても】元気づけられたことをきっかけにはじめてみました。
つたない文章ですが、どうぞ宜しくお願いします。

2015年4月23日(木) 先日のA病院の外来では、思った程治療の選択肢について検討ができなかった。

陽子線治療が自分の中で捨てきれない。

ネットで臨床データがないか検索してみる(切らない舌を温存できる治療を含めて)。

以下は特に参考にしたサイト。


■日本耳鼻咽喉科学会

■南東北がん陽子線治療センター

■大阪医科大学放射線医学教室

■東京医科歯科大学医歯学

■先進医療.net

■リンパ球バンク株式会社

■慈恵医科大学

■東京医科歯科大学頭頸部外科 国立がんセンター東病院頭頸科

■久留米大学

■日本癌治療学会


他にもいろいろ調べてみたが、どれも正しい治療法に思えてくる・・・



悶々とする中、救世主が!

夕方、嫁さんのお姉ちゃんに医療従事者の視点でアドバイスを頂いた。


何人かの知り合い、友達に舌癌の治療について聞いてみてくれたようです!

ありがと~

郡山の看護師の学校で知り合った南東北病院に勤務していた看護師さん曰く、「そもそも舌癌自体少ない癌で情報が少ない。陽子線治療ね・・・手術できるならその方が良いと思う」とのこと。

やや陽子線治療については懐疑的意見と私は受け取った。

自治医科大学で医師をしている旦那さんを持つ看護師さんの友達曰く、「旦那に聞いたけど同じく舌癌自体が症例少ないから、自治でも恐らく同じ治療になるだろうとのこと。」

自治は"小線源治療"を実施している病院だけに、選択肢に上らなかったのが残念・・・

最後に嫁さんのお姉ちゃん自身の意見としては、「あまり医療知識を仕入れず、主治医を信頼して前向きに治療に取り組んだ方が精神的にもいいよ。」と言ってくれた。

お姉ちゃん 「恐らく5年後生存率とかいろいろ治療を調べているとは思うけど(図星・・・・)、それで不安になったり選択が遅れて転移したりしたらそれこそ最悪。」

それは以前、電話で嫁さんの弟(放射線技師)にも言われた・・・

身内内セカンドオピニオンは、Y医師と同じく「手術」となった。



次に南東北がん陽子線治療センターに行くべきだが、ここで私の心境に変化があり、即行動に移さなかった。

仕事でもエビデンスやデータを重んじる傾向がある私。

しかし、今回の決断には心理的な面が大きかった。

それは告知後、舌癌の部分が以前の刺すような痛みを感じる頻度が増えたこと。

がんが活発化してきたのではないかと勝手に慌てていた。

そんな状況下では、舌を温存しQOLを保つ事より、治療が遅れて転移→死の状況が最も恐怖を感じる。

私が後ろ髪引かれる陽子線治療を選択した場合、筑波大学付属病院の情報では、固定器具の作成~固定器具装着でのCT撮影により治療計画の作成で7~10日とのこと。

さらに、南東北病院の頭頸部腫瘍に対する治療日数を参考にすると、30~40GyE 18~20回/4~5週、60~70GyE 30~35回/6~7週かかる。

つまり最短で治療完了まで5週間かかる。

今日から起算しても5/28までかかる(正確には、セカンドオピニオンの予約が取れた日から起算が必要だろうが)。

A病院では最短で5/15手術。

約2週間の差がある。

この2週間のうちに転移がないとも限らない。

転移=死、転移=死、転移=死・・・・

頭の中は転移の恐怖に圧倒されていた・・・

この恐怖から逃れたい・・・だとすれば、1秒でも早くこの身体からがん細胞を取っ払いたい

他、次のような判断基準があった。

 ・手術でいいの? ⇒ いい!
 部分切除であれば発声・嚥下共に大きな障害が残らないという説明が多い点。

 ・予防的頸部郭清術する? ⇒ する!
 予防的頸部郭清術の適用で、予後がわずかでもよくなるという臨床データを見つけた点。
 (ただ、それ以上に予防的頸部郭清術する・しないに明確な優位差はないという文献が多かったが)

 ・陽子線治療でQOLを保たなくていいの? ⇒ いい・・・いや、だめ・・・あ~やっぱり・・・いい!
 原発巣の再発や、仮に手術不可能な個所に転移した場合の切り札にとっておきたい。
 金額もバカにならないし。

というわけで、南東北がん陽子線治療センターへのセカンドオピニオンは「致しません」
(まぁ、超未練タラタラですが・・・)

決意の程を数値化すると、95%はA病院で治療する

残り5%は、また甘美な響きのある治療や舌癌の超名医、ものすごプレゼン能力持った人からのアドバイスなど、奇跡に近い確率で起きた場合にはそっちに転ぶかもw

最後は完全にがんの恐怖に屈した形ですが、治療方法の選択もできました。

後は、PETで転移が見つからないことを祈るのみ