ついに手術日当日。

起床して、洗顔して歯磨きして…ボーーッ。
禁飲食だし、やること無し。
あ、気になっていたお通じは下剤がしっかり効いてくれました〜ウインク


手術は二番目で10:45からの予定。
1時間半程の手術になるとのこと。


10時前から準備開始。

看護師さんが手術着を持ってきて
「下には何もつけないで、これ着て下さい〜。」

「え?ショーツも取るんですか??ビキニ

「そうなんです…でもショーツは直前でいいですよー。」

弾圧ソックスを履かせてもらってから手術着に着替えて、点滴の針を刺す。


病室からは手術室までは車椅子で移動。
下履いてないからスースーする気がびっくり


手術室の前で、ケア帽子から手術用帽子になって眼鏡を外される。


ここで病棟の看護師さんから手術部の看護師さんへバトンタッチ。
家族ともここまで。


視力がとても悪い私は
そこから目に映るものは全て輪郭がぼやけて…。
主治医や看護師さんの顔も分かりません。
もちろん手術室の様子もぼんやり。


名前と血液型、手術する側を言う。
そういえば、前日に術側の手の甲にマーキングをしました。
それが一致してるか最終確認。

手術室へ。
入ったら音楽流れてました。
この音楽、聞いたことあるー。
確か友達の結婚式で両親への手紙を読む時に流れた曲だー。
視界がぼんやりしてる分、聴覚は敏感みたい。
曲名は思い出せないけどねショボーン


車椅子から手術台へ移動。

自分で手術台へ上がると、薄い紙の毛布のようなものをかけられる。
これがホカホカ。

テキパキといろいろ装置を付けられて…

アレルギーの最終確認されて…


「これから麻酔入れますよー。
ちょっと痛いですよー。」

という声とともに腕が痛くなり…

「痛いぃぃーーハッ
と思わず声が出るほど痛かったえーん
痛みと同時に眠くなっていくのが分かりました。
看護師さんが痛い腕をさすっていてくれたのが最後の記憶。


次の記憶は
目が覚めて、ぼんやりしつつも明るい手術室の明るすぎるランプが目に入りました。


「痛みありますか?」

頷く私。

その後うつらうつらしてるうちに、酸素チューブも抜かれたみたい。


手術室から病室の移動はベッド。
移動するときは目が回りそうだったので、ずっと目を閉じてました。


病室に着いたら
両足にポンプが付けられて
ナースコールを左手の近くに設置してもらいました。


病室へ帰ってきたのは13時半頃だったようです。


ぼんやりしながらも、気持ち悪さと痛みを感じて14時頃ナースコール。
我慢できる感じだったけど、前日の説明で我慢する必要はない、と言われていたし。
ただ、同時に2つの薬は投与できないと言われ
痛み止めの座薬を入れてもらう。
吐き気は枕をやめてタオルに変えたら治りました。


横向いたりしてもいいですよー。
と言われたけど、口には酸素マスク、右にドレーン、左手に点滴、両足ポンプ、尿道にはカテーテルの状態で、なかなか動けず…。
でもずっと同じ姿勢でいるのも苦痛で、同じ姿勢のままだと腰痛になってしまうので、いろいろ試してやっと膝を曲げたり伸ばしたり出来るようになる。
その内、少しだけ腰を浮かせる技を身につける。



私はなぜか酸素マスクが苦痛でした。
圧迫感を感じてしまって。
口の周りだけ閉所恐怖症か?と思うくらい嫌だったー。
17時半以降外れますよ〜と言われてたので、その時間になったら速攻ナースコール。
酸素マスクを取ってもらうと快適〜。

オペ中に酸素チューブを口から入れてたので、痰を出来るだけ出してと説明を受けてたけど、これはほとんど出来ず。


夕方、回診がありました。
主治医と手術に同席した女医さん登場。
痛みがある事を伝えたら、
女医さんが傷を見て
「んー、腫れてはないけどね〜。」
主治医は
「あー、結構剥いだからね。
痛み出るかもー。
でも順調ですから〜。」
そう言って去って行きました。
はいだ?剥いだ??
その言葉が恐ろしい…。


そういや夕方に尿意をもよおしまして…。
カテーテル入ってるのになぜ??
外れちゃった??滝汗
と不安になってナースコール。
どうやらカテーテルの違和感が尿意に感じるらしい…。
それを聞いたらその内尿意も消えてました。
その時の看護師さんは男性でした。
「それは多分違和感ですよー。
僕もやったことあるんで。」
というアドバイスをくれました真顔


その後、習得した膝の曲げ伸ばしをして過ごす。
が、この曲げ伸ばしによって、
自分の体が少しずつ上にずり上がって行っているのに気がつく…滝汗
まだまだ朝までかなりの時間…。
このままではベット上部の柵に頭が到達してしまうかも笑い泣き
ベッド後方へ行けないかと体を動かしてみたけど、ダメでした。


最終的には頭がベッドの柵に到達することはなかったけど、
翌朝まで寝てるのがとても苦痛でした。
ほとんど寝れなかった…。

動くのもままならないし。

動くと、足のポンプやらドレーンとか、体に付けているものが外れるんじゃ無いかとビクビクして動けなかったけど、今思えば、そう簡単には外れないものですね〜。



この日は、他の部屋から痛さか苦しさに悶える声が夜中に聞こえてきて。
同じ日に手術した人っぽい。
看護師さんや先生がバタバタと廊下を通るのが見えました。


微熱があるのか暑く感じて、病室に戻ってからは
持参したバスタオルをかけて翌朝まで過ごしました。