(株)インプレッション カラー・イメージコンサルタントの菅原令子です。
このブログでは、いつもの生活が楽しくなったり、いつもの風景が素敵に見えるような「色」にまつわる様々なお話をしています。
前回は『ミセス』ハワイ特集にちなんで、「ハワイで素敵に見える色」についてお話しました。
同じ旅でも香港とハワイではまた素敵に見える色は違います。
香港は同じように暑いですが、ハワイよりもっと湿気があり、都会でもあります。
香港で素敵に見える色は、同じ都会でも東京よりずっと強く鮮やか。照明も東京より暗いので、夜はとくに鮮やかな色が映えます。ハワイでいまいちだった黒も香港ではOK。
洋服屋さんで売っている服も靴も東京に比べ、とてもカラフルで個性が強いです。
たとえば上の写真のような靴。香港人は華やかで個性的なものが好き。
靴売り場など、どれも "特別な" 一足。まるで、「私を見て!」「私を買って!」「私のほうがかわいいでしょう?」と靴たちがそれぞれに叫んでようです。
そして香港の人は、少し変わった色でも、靴とバッグの色をお揃いにする人がとても多いです。そんな同じ色、よく見つけられるな、と思うほどです。
お店は中国富裕層を意識しているのもあるかもしれませんが、日本人の好きな「さりげなさ」というのはあまりポイントが高くないような気がします。もしかしたら「素敵な人」像が違うのかもしれません。
でも、日本にお買い物に行くのは大好き。日本から来たおしゃれさんは、香港ショッピングに大興奮する方が多いですが、香港のおしゃれさんは日本にお買い物に行くのが好きと話してくれる人が何人もいます。テイストというより、円安だったからでしょうか。それとも隣の芝は青いのかも?